天然湧出温泉 北神戸ぽかぽか温泉 (神戸市 北区) | 燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

今日の御紹介は「天然湧出温泉 北神戸ぽかぽか温泉」なのです。
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<スーパー銭湯度☆☆☆>
高度経済成長期、就労を求める人々が都市部へ流入した結果、人口
は爆発的に増加し、その人口増加は深刻な社会問題となりました。
これを受けて国は本腰を入れて新たな居住エリアを開発するべく、都市
周辺にニュータウンを計画、開発したのです。
しかしながら昭和40年代までに開発されたニュータウンにより、人口増
による深刻な住宅不足は解決されることはありませんでした。
昭和60年代には、それまでのニュータウンよりも更に大規模な開発が
計画されるのです。ここ関西でも象徴的なニュータウン開発が計画され
施行されました。北摂三田ニュータウンそして神戸リサーチパークです。
この2つのニュータウンは、単独でも300ヘクタール以上の開発面積で
したが、兵庫県・都市再生機構そして大手ハウスメーカーも加わった
巨大開発プロジェクト「神戸三田国際公園都市」として更に発展していく
のです。それは総開発面積1200ヘクタールに及ぶ壮大なものでした。
今日御紹介する「天然湧出温泉 北神戸ぽかぽか温泉」の所在する
神戸市北区に話を絞りますと、独立行政法人都市再生機構によって
開発が進められた「神戸リサーチパーク」は鹿の子台、上津台、そして
工業団地を有する赤松台によって構成されるニュータウンなのです。
(参考および引用:ウィキペディア 神戸リサーチパーク)
これらのニュータウンは居住地の開発と企業の誘致とを兼ね備えた
ものでした。しかしながらニュータウン開発は、住宅地開発だけでなく
周辺地域の開発にも影響を与えていくのです。
神戸市の公式ホームページより参照した「道場八多地区特定土地区画
整理事業の完成記念碑除幕式について」を見ると、神戸リサーチパーク
の開発に伴い、その玄関口とも言える道場八多地区の整備が行われた
イキサツが見えてくると思います。

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この資料によれば平成5年に都市計画決定とあります。山陽自動車道
の神戸北インターと、その山陽自動車道と中国自動車道を結ぶ神戸
ジャンクションが平成8年に開通したことを思うと、招致合戦が行われた
ことは安易に想像できると思います。これらの高速道路が整備された
ことによって、北六甲のノドカナ農地が広がる田園地区はニュータウン
開発の余波を受けて、ジワジワと発展が始まるのです。
そうして整備されたのが、神戸リサーチパークの公共交通とも呼べる
神戸電鉄道場南口駅でした。幹線道路も次々に整理整備されて行き
今度は消費行動の象徴であるショッピングセンターが道場八多エリア
に建設されるのです。正直申しますと農業以外はコレといった産業も
盛んでなく、家屋よりも田畑のほうが多いという印象の土地です。
神戸リサーチパークを始めとするニュータウン開発、そして人口増加が
なければ、大規模なショッピングセンターがこの地に誕生することは考え
られなかったんじゃないでしょうか。
こうして平成15年に大規模な複合商業施設「グリーンガーデンモール
北神戸」が誕生するのであります。
そうしてグリーンガーデンモール北神戸のオープンから2年後、敷地内
での温泉掘削を経て、遂に待望の温浴施設がオープンするのです。
それが「天然湧出温泉 北神戸ぽかぽか温泉」でした。
しかしながらナゼ、この場所に天然温泉利用の温浴施設ができたのか。
それについてはサンザン調べたのですが、ハッキリとした理由は分かり
ませんでした。ですが、サマザマな資料から推測すれば「神戸国際港
都建設事業道場八多地区特定土地区画事業」により農地を含む土地
がイッタン整理され、宅地開発された区域と商業エリアとして開発された
区域に分かれたようでして、その商業エリア部分に量販店や飲食店等
の企業を誘致した結果、複合商業施設となり「グリーンガーデン北神戸
ショッピングセンター」となったようです。その証拠に「グリーンガーデン
モール北神戸」としての公式サイトは見当たりません。それもその筈で
当初開発から運営までを手掛けていた大手ショッピンセンター開発等の
不動産開発を手掛けていた大手企業は2008年に民事再生法を申請、
しかし支援企業がないまま倒産となったようで、その大手ショッピング
センターディベロッパーが公式サイトを運営していたようなのです。
ネット上で検索した資料を見る限りでは温泉の掘削許可も、この企業
が受けていたようです。
それで、なんで温浴施設を作ることになったのか?分かりません…
しかし三田市の北摂三田ニュータウンにある「三田温泉 熊野の郷」が
2006年オープンと、ほぼ同時期になることから神戸市も神戸リサーチ
パークにも温泉を!ってなったんですかねぇ…

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さて、肝心の北神戸ぽかぽか温泉のご紹介であります。
この「ぽかぽか温泉」の名称はご存知の方もおいででしょうが、四国・
中国地方を始めとした温浴施設の運営などを手掛ける大手企業の運営
であります。以前にも丸亀ぽかぽか温泉も御紹介しました。
インプレッションであります。中国自動車道西宮北インターを降りてナビ
に従いクルマを一路、神戸電鉄道場南口駅を目指します。そうやって
道場南口駅を通過すると高速道路の高架を過ぎた辺りから急に開けた
光景が目に入ります。ここが「グリーンガーデンモール北神戸」であり
ます。茶色の壁の御屋敷風の建物がグリーンガーデンモールの南端
に見えました。白地に赤く「ゆ」と書き抜かれた看板を目印に建屋へと
入ります。館内に入る前に無料の足湯があるはずだが…行ってみると
午後5時までの利用とのことで扉がしまってました。残念。汗
館内は、郊外にある温浴施設ということで期待して行きましたが広くは
ありません。ショッピングモールの限られた営業面積を御裾分けして
もらった感…は拭えません。1階はほぐし処・食事処などが詰まっていて
肝心の御風呂は2階です。大浴場へ早速移動すると、メチャクチャに
広い訳ではありませんが、そこそこ開放感はあります。浴場の2/3は
露天風呂という造りで寝湯やジェットバス、サウナも当然ありました。
それよりも特筆するべきは露天風呂の「黄金の湯」でしょう。
この「天然湧出温泉 ぽかぽか温泉」はこの「黄金の湯」に尽きると思う
のです。敷地内1500m地下から湧き出ている、その天然温泉は、あの
名湯有馬温泉の金泉と同等の泉質を持つ「療養泉」だそうです。
まずは、黄金の湯以外の湯船ですが脱衣所から内風呂に移動すると
サウナ、大湯船、ジェットバス系、水風呂とあります。地下水を使用した
沸かし湯のようです。内風呂から奥を見通すと情緒タップリの露天風呂
があります。露天の周囲をぐるっと囲んだ塀は、建屋の数奇屋建築風
外観と同様の木材・塀材が使われており、鄙びた温泉情緒を醸し出し
ます。そして露天の各湯船の頭上には日本瓦を連ねた櫓があり、雨の
日もジックリと露天風呂を楽しめます。そして石畳の床。
そうして、深紅の層が漂う源泉100%のナトリウム泉の湯船は中央に
鎮座し、ヒトキワその存在感を放ちます。その「療養泉」は紅に黄金が
溶け込んだような輝きを湛えながら、癒しへとイザナイます。
泉質はあの有馬温泉の金泉に負けじとも劣らない、ガッツリ感のある
湯触りであります。全身をユッタリとほぐされている、そんな錯覚さえも
起こしそうな感覚であります。しかもその湯色の濃いこと!ずっと見て
ると吸い込まれそうな奥行きがあるのです。
御近所にこんな素敵な温泉があるって羨ましいですね~!神戸リサー
チパークに御住まいのオマエタチ皆様!
なお露天風呂エリアには他に、壷湯、寝湯もあり、更には外気浴には
モッテコイの畳敷きの寝転び処もあります。

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<御気軽度☆☆☆>
北神戸ぽかぽか温泉利用で割引が受けられる優先駐車場が235台と
マイカー派には余裕ですね。神戸電鉄道場南口駅からは歩いていく
ことは出来そうですが、湯冷めしちゃうかもしれません。
入浴料は一般が700円、シニア(65才以上)が600円となっていて近隣
の温浴施設と比べても安からず高からずという具合ですか。その他の
入浴料などは「北神戸ぽかぽか温泉」公式サイトで御確認の上ご利用
下さいませ!

<レジャー施設度☆☆☆☆>
グリーンガーデンモール北神戸内にあるので、他の御店で買い物等を
済ませてから、御風呂というのも当然アリだと思うんです。やはりそこは
現代の温浴施設ですから。もちろん「北神戸ぽかぽか温泉」施設内に
は岩盤浴・お食事処・ほぐし処・美し処・髪切処と充分な施設が揃って
ます。また夕方5時まで「足湯八多温泉」が利用できますし、☆4つは
付けてもイイんじゃないですかね。



<天然湧出温泉 北神戸ぽかぽか温泉>
http://www.pokaon-k.com/

<出典および参考サイト・文献>
○「まっぷるマガジン 日帰り温泉関西」2007年版 昭文社刊

○神戸市ホームページより「北区道場八多地区 特定土地区画整理
 事業の完成記念碑除幕式」
http://www.city.kobe.lg.jp/information/oshirase/backno/2008/img/20080318up01