極楽湯 堺泉北店 (大阪府 堺市) | 燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

今日の御紹介は「天然温泉 極楽湯 堺泉北店」なのです。
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<スーパー銭湯度☆☆☆>
バブル崩壊後の失われた10年と言われる期間には高度経済成長で
得たモノを失い、新たなる価値観を作り出す、そんなスクラップ&ビルト
を繰り返していた日本でありますが、逆に不景気により生まれたモノも
沢山あったのであります。
それは安かろう・良かろう・悪かろうという価値観から安心・安価・安易
という消費者の価値観の変化だと思うのです。良いモノは高くて当たり
前という情勢から安いのは当たり前、でも安心なのか?という消費行動
に対する判断基準の変化をもたらしました。
食品偽装事件、中国産食品への疑惑問題、etc…こういった新聞・世間
を賑わせた事件からもお分かりでしょう、ただ単に安いだけでは消費者
に受け入れられない消費情勢へと完全にシフトしたのです。
それは日本の代表的文化であり、高度経済成長期以降のレジャーの
代表格の一つであった「温泉」にも「安心・安価・安易」という消費者の
嗜好が当てはまるのでありました。
今日御紹介する「天然温泉 極楽湯 堺泉北店」は、そんな時代背景に
誕生した「スーパー銭湯」であると、言えると思うのです。
「天然温泉 極楽湯 堺泉北店」がオープンした2003年つまり平成15年の
前後は正に「スーパー銭湯」のオープンラッシュでした。オープン当初は
極楽湯 泉北豊田店の名称でスタートしました。ここ泉北は知る人ぞ知る
温泉のメッカであり、堺市を中心とするなら車移動で1時間以内に沢山の
日帰り温浴施設があります。現在でこそスーパー銭湯混戦の地であるの
ですが、1999年頃までは同様に「健康ランド」のメッカでもありました。
「松原天然温泉YOU・ゆ~」「はいから村」「浜寺天然温泉羽衣天女の湯」
「クアオルトリバティ泉州健康センター」など巨大な営業面積を持つ所謂
健康ランド業態の温浴施設が4つもあったのです。
そのイズレノ温浴施設が個人消費にマッチしたカラオケやレストルーム
などのレジャー設備に加えて「天然温泉」を備えた温浴施設でもあった
のです。しかし1999年はバブル崩壊後のバブルの余韻から日本全体が
醒めようとした年であり、特徴的に第2地方銀行が次々と経営破綻しツイ
には日本銀行がゼロ金利政策を行った年でもあるのです。
そんな時代背景もあってか前述の4つの健康ランドと呼ばれた温浴施設
は、利用料金が千円前半から二千円前後だったこともあるのでしょうか、
少しづつ客足を減少させることになったのです。
そんな状況の中、関西では東大阪店を皮切りに続々と温浴施設、つまり
スーパー銭湯チェーン店を続々と展開させた極楽湯チェーンが登場する
のです。インフレーションが進行する未曾有の不景気の影が日本に覆い
被さろうとした、その時代背景をモロトモせず、極楽湯は瞬く間に支持を
得ることになったのです。


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今日御紹介する「天然温泉 極楽湯 堺泉北店」に話を戻せば、前述の

健康ランドの特筆となっていた「天然温泉」を備え、その健康ランド同様
に多くの台数が駐車可能なパーキングを持ち、更にはそれら健康ランド
と同等の広がりと空間を演出する建屋があるのです。そうして温泉部分
にコンセプトを絞った「極楽湯」では利用者が必要かつ限られた時間内
でシッカリと施設を利用することができ、しかも利用料金は先の健康ランド
よりもグッとリーズナブルであるのです。「天然温泉」が楽しめるにも関ら
ず。そんな「天然温泉」にコダワッタ消費者の「安心・安易・安価」ニーズ
をガッチリ掴んでいた温浴施設だったのでしょう。
そういった時代に誕生した典型的「スーパー銭湯」が「天然温泉 極楽湯
堺泉北店」だったのであります。
さて、インプレッションでございます。国道26号線を南にクルマを走らせ
途中泉北2号線に入り石津川沿いに延々と行くと左手に高級温泉旅館
を思わせるウグイス色の建物が見えます。そこが極楽湯 堺泉北店で
あります。館内玄関はシンプルな造りで好感が持てます。
そして館内へ、現代のスーパー銭湯チェーン店のビジネスモデルがここ
でも見られるように、空間の演出と営業面積の確保の工夫の跡が随所
に見え隠れする構造となっています。平成も20年を超えた今ではやはり
狭く感じてしまいますが、後発のスーパー銭湯が消費者の貪欲なニーズ
に右往左往された感があるのに対して中庸と言ったところでしょうか。
どう感じるかはオマエタチ皆様次第であります。
しかしながらメインは御風呂です、イザ大浴場へ!階段を昇って2階へ
と進みます。御風呂の構成は内風呂と露天風呂なのですがイカンセン
内風呂とタワーサウナと露天エリアが利用できるロイヤルコースとそうで
ない料金(早い話、内風呂のみの利用)の入浴料金の設定にしていた
時代の名残で露天風呂・タワーサウナエリアと内風呂がガッツリ分かれ
ていて、内風呂から露天風呂・タワーサウナエリアへの出入りが面倒に
思う時があるかもしれません。そういった構造のためか内風呂の湯船は
それぞれチョット小さめに感じます。その露天風呂に近いガラス壁際に
内風呂唯一の天然温泉利用の「天然湯」と水風呂の湯船があり、その
向かい側、つまり洗い場側に電気風呂・ジェットバス・シェイプアップバス
の湯船がコジンマリと並んでいます。健康ランドが下火になっていた当時
はコレでも衝撃的だったのかな?って思ったりしました。
そして露天風呂、その入口出て左手にメインとなる「露天岩風呂」がドン
とあります。そうして更に左手奥に「遠赤外線タワーサウナ」があります。
露天風呂は天然温泉「泉北豊田温泉」を利用した御湯、しかしながら、
循環濾過処理されているようです。敷地内で湧き出しているようですが
これがワタクシにはちょっとヌルめに感じられました。加えて塩素臭も
ガッツリ漂ってました。よって最初はこの岩風呂は沸かし湯なのか?
と思ったくらいです。肌への心地良い刺激はあるのですが。
そうして露天エリア入口から見て右手奥に木紋石蒸気風呂・屋根付きの
檜風呂・ベンチ浴と並んでいます。しかしながらイズレモこじんまりとした
印象はマヌガレません…ですが石津川の横という立地と高い天井の為
かマダマダ、開放感はあります。
ちなみに木紋石蒸気風呂は以前は釜風呂だったようだが平成25年2月
に男湯の釜風呂の天井部分が落ち、2ヶ月後の営業再開時には現在の
木紋石蒸気風呂になったようです。そして「檜風呂」「ベンチ浴」ともに
天然温泉使用とのこと。ワタクシ燐夢のお気に入りはベンチ浴です。
1度に沢山の人数は利用できないものの、かなりソファーライクな感じが
して、背もたれに御湯を感じながらユッタリするのはナカナカ良い感じ、
なのであります。もう少し広さの演出が欲しいところですが。

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<御気軽度☆☆>
オープン当初の料金は御値打ち感があったようですが、現在、大人が
(12歳以上)平日730円土日祝日830円となっています。この入浴料金
は近隣の温浴施設と比較しても少々高め、燃料費の高騰もあるんだろう
な~って思うのですが。なお子供料金など入浴料金だけでなく極楽湯
公式ホームページで詳細を色々と御確認の上、御訪問下さいねっ!
駐車場は大型駐車場(210台)とのことで安心ですねぇ!

<レジャー施設度☆☆☆>
休憩スペースは1階に「うたた寝処」があるのですが2階の男湯を出て
左手にも屋根裏部屋みたいな休憩スペースもあります。ここは誰も知ら
ないのか、ワタクシが訪問した時は人が居なくて薄暗かったです。
だから?って感じですが。もちろん御食事処は旬彩色「だんらん」があり
ほぐし処、カットサロンもありました。まあ、この辺は現代のスーパー銭湯
としては当然ですよねっ!

<天然温泉 極楽湯 堺泉北店>
http://www.gokurakuyu.ne.jp