窓口に出るのが早かった人 | さんきちの日々ファイル

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ごくごく普通の日常です。

保険と年金の課というだけに

国保と年金の係は同じフロア。

そして後期高齢者医療の係も

ふたつの係に挟まれるような形で

机が並んでいました。

 

係長は窓口と平行に(でも奥の席)

残りの職員は向かい合う配置。

そんな「島」と呼ばれる係のグループが4つあったんです。

(図にして説明すればいいのですが・・・すみません)

 

席は向かい合う配置ですから、隣の「島」の職員さんとは

背中合わせに座っているわけです。

 

私の背後の席に、年金の係で

同じ臨時職員(現在は会計年度任用職員)の

温室(おんしつ)さんという女性職員がいました。

彼女はその名のとおり温かく優しい人で・・・

嬉しい時も悲しい時も、

私が市役所を辞めた後も、苦楽を分かち合う仲間になろうとは・・・

配属されたばかりの私はまだ知る由もありませんでした。

 

温室さんの能力のひとつに、

窓口へ誰よりも素早く駆け付ける

というのがありました。

窓口に来た人の気配を感知するセンサーを

持っていたのかもしれません。なんてね。

 

あまりにも敏速なスタートダッシュをかまして

まわりの職員をびっくりさせていました。

私の背後でガタッという音がして、窓口のほうを見やると

すでに温室さんがお客様にご挨拶しているところ・・・

なんてしょっちゅうです。

温室さんの座っていた椅子が

反動でカラカラ回転していることもありました(笑)

 

ある時、温室さん、窓口出るの早いねぇ~という話になり

「何かスポーツでもやってらしたんですか?」

と、私が聞いたところ、

「いやいやいや~、あたし運動音痴でえ!」

返ってきたのは意外な言葉でした。

 

とってもスリムだし(うらやましい)

あのキレッキレなスタートは、陸上競技で培った特技かと

勝手に想像を膨らませていてすみません!(笑)

 

でも、彼女が窓口に走ってでも駆け付けるのには

彼女らしいポリシーがあったからなんですよね・・・。

 

「お客様をお待たせしたら申し訳ないから」

 

そういえば、あれだけ早く行っているのに

「お待たせして申し訳ございません」って言うのですよ。

 

あるとき、お客様から

「全然お待たせされていないですよぉ」

と、突っ込まれていたっけなぁ。