本記事はTwitterの菁山房 琳阿弥陁佛(@ogatakourinpa)の#琳華集でのツイートの内、行った展覧会についての感想の呟きを手短にまとめたものである。

2024年8月に行った展覧会

神護寺 空海と真言密教のはじまり@東京国立博物館平成館 8/12月

 

超・日本刀入門 revive―鎌倉時代の名刀に学ぶ@静嘉堂文庫美術館 8/21水

再訪:超・日本刀入門 revive―鎌倉時代の名刀に学ぶ@静嘉堂文庫美術館 8/25日
 上記2回ともに日本刀目当てではなく同時に展示されていた十二神将像が目当てで日本刀の方は解説をチラ見した程度。甲制の勉強のためになると思って足を運んだが一度目はそれで時間を費やしてしまい、最終日に今度は様式論的な観察のために再訪したというわけ。その日はそのまま下記の仏画展に梯子した。

美麗なるほとけ―館蔵仏教絵画名品展―@根津美術館 8/25日

 

仏画入門―絵画で見るほとけさまの物語―@鎌倉国宝館 8/28水
 仏画を中心に仏の造形を分かりやすくみせるコレクション展。誕生、苦行、出山、涅槃という釈迦の造形をはじめとして、維摩、迦葉、羅漢などの在家、高僧の姿にも及ぶ。質のよい頂相が展示されるのは鎌倉ならでは。市内寺社からの寄託品が多く出品されるところにこの館の性格がよく表れている。来迎図の隣に彫刻の阿弥陀如来立像を、絵画の地蔵菩薩立像の隣に彫刻の地蔵菩薩坐像を展示するなど、来館者に比較を促すようなみせ方に工夫がみられる。絵画、彫刻それぞれの栄西像が並べられると特徴的な頭の形に目がいき、面白く分かりやすい。開宗850年記念ということで浄土宗に関する小特集も組まれる。智光曼荼羅の箱書には「信徒が望むならば供覧に付すこと」という旨があり、歴史の中で信仰が紡がれてきたことを実感できた。

 8月前半は体調を崩してしまい横になって和歌集を読むくらいしかできず、展覧会の消化がずれ込んでしまった。というわけで神護寺展の再訪と須田国太郎展は9月にお預け。夏の閉幕ラッシュが8月末から9月前半に襲来するが、めぼしいのは上記の2つくらいなので気が楽である。須田国太郎については、学部生の頃に神保町の悠久堂書店(だったと思う)で買った2012年の回顧展図録を予習として読んだ。自分は作家論や回顧展が好きなのだなと改めて思った。

行きたかった、話題になっていた展覧会

仏教の思想と文化―インドから日本へ―特集展示:阿弥陀さん七変化!@龍谷ミュージアム 7/13土~8/18日
内藤コレクション 写本―いとも優雅なる中世の小宇宙@国立西洋美術館 6/11火〜8/25日
岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師―摘水軒コレクションを中心に@千葉市美術館 6/28金~8/25日
デ・キリコ展@東京都美術館 4/27土~8/29木


 キリスト教装飾写本の内藤コレクションは2020年10月号にも記載があり、みたいとは思っているのだが、西美に中々足が向かない。東博に行ってしまうとそこだけでその日が終了してしまい、かといって西美だけのために出かけるということもない。