本記事はTwitterの輪華(@ogatakourinpa)の#琳華集でのツイートの内、行った展覧会についての感想の呟きを手短にまとめたものである。

 

2020年4月に行った展覧会

 

 なし

 

 3月は辛うじて3つの展示にいけたが、今月は一つもいけなかった。そもそもどこもかしこも開いていない。悲しい限りである。練馬区立美、府中市美は割り合い粘っていたが、ついに閉まってしまった。思えば、受験の頃はいけていなかったはずだが、学部生の頃は月に1度以上は美術館に足を運んでいたはずだから、これは4年ぶりの出来事になるはずだ。1、2月と今年は滑り出しよく多く巡れたのに、ここで出端を挫かれるとは。因みに東博の公式サイトには「政府の緊急事態宣言により職員の出勤が制限されているため、当館ウェブサイトの更新は4月8日からしばらくの間、不定期もしくは中断とさせていただきます」とあり、職員はリモートではサイトにログインできないらしい(?)

 

行きたかった、話題になっていた展覧会

 

 本来ここでは4月内に会期終了を迎えたものを終了順に掲載していたが、今月は会期終了を前に中止を決定してしまったところがあったり、中止を決定していなくても雲行きが限りなく怪しいところがあったりと基準を定めたり把握したりするのが難しい。そのため延期、中止を問わず、現時点で休館している中でいきたかったものを会期を考慮せずに列挙する。

 

×法隆寺金堂壁画と百済観音@東京国立博物館本館

きもの KIMONO@東京国立博物館平成館

体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―@東京国立博物館表慶館

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@国立西洋美術館

雅楽の美@東京芸術大学大学美術館

×ボストン美術館展 芸術×力@東京都美術館

いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画@松涛美術館

×ふつうの系譜  「奇想」があるなら「ふつう」もあります─京の絵画と敦賀コレクション@府中市美術館

×国宝燕子花図屏風 色彩の誘惑@根津美術館

×茶の湯の美@出光美術館

×江戸のエナジー 風俗画と浮世絵@静嘉堂文庫美術館

×彩られた紙―料紙装飾の世界―@大倉集古館

月岡芳年 血と妖艶@太田記念美術館

画家が見たこども展@三菱一号館美術館

神田日勝 大地への筆触@東京ステーションギャラリー

×超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵@Bunkamura ザ・ミュージアム

×江戸刷リ物品定メ~二代目金沢文庫長の秘策~@金沢文庫

聖地をたずねて─西国三十三所の信仰と至宝─@京都国立博物館

 

×は中止。他は延期、臨時休館中。法隆寺展は会場は出来ていたようで日曜美術館で現地での収録が放映されていた。都美は輸送の目途が立たなかったらしい。何より一号館美は開館10周年イベントが控えていたのに本当に痛切である。これは年末だが、根津美は「財団創立80周年記念特別展 根津美術館の国宝・重要文化財」が控えており、「那智滝図」がでるみたいだが、これもどうなることやら。きもの展は冬木小袖、観楓図が出るので楽しみにして「いる」…。日本の伝統芸能展は表慶館でやるようだが、建物と内容がちぐはぐな気がするけど、何か工夫があるんだろうか。