母とアパートで暮らしていた時
自転車を買ってもらいました
子供用で新しかったのですが
デザインが古くて型落ちした感じの
昔懐かしい自転車でした
斜め向かいのアパートの2Fに住んでいる
友達の自転車は今のデザインで
ピンク色でかわいらしい
それを見て
いいな~かわいいな~
私のよりもずっとかわいい
とてもうらやましく思っていました
その友達の家には妹もいて
遊びにいくと
おもちゃもたくさんあって
時々焼いたクッキーも食べさせてくれました
その友達とは同い年で仲良しでした
遊べる時は
友達の家でおもちゃで遊んだり
外でゴム飛びをしたり
近所の友達のところに一緒にいったり
していました
友達のところに
「遊ぼう~」と誘いに行っても
遊んでくれない時が続きました
その友達が遊んでくれないと
他の友達のところにも声をかけに行きましたが
誰も遊べない日もありました
そんな日が続いて
一人でいることが多くなり
自転車に乗って一人で近所を
グルグル乗り回したりしていました
誰もいない日は
友達の自転車にまたがって
乗っている気分になっていました
これは私の自転車じゃない
これだけは変えることはできない
うらやましい
なんでこんなかわいい自転車なんだろう
私の自転車は可愛くない
私も可愛いのが欲しい
母が夜働きに出ると
暗くなった自転車小屋は誰もいません
私は友達の自転車のサドル部分の
フワフワしたクッションの椅子部分に
剃刀をあてて切りました
自分のもやってみましたが
自分のものはクッションがついていないので
傷がついただけ
次の日の朝
自転車小屋は大騒ぎになった
自転車のサドル部分が切られている
誰がやったの
そのことは母の耳にも入り
母は私に
あなたがやったよね!
友達の自転車に傷をつけたのはあなただよね!
自分のもやったけど
友達のものみたいに破けたりしなかったよね!
と問い詰められましたが
黙っていました
首を振った自分を思い出します
母は私がやったんだと確信していました
あの時
素直に自分がやったことを認め
謝れませんでした
認めたら叱られると思ってうそをつきました
友達と友達のご家族に
嫌な思いをさせていることが
分かりませんでした
自分のやったことをごまかしていました
私が嫌がらせをしたんです
本当にごめんなさい
自分がやったと知られるのも怖かったです
友達に嫌な思いをさせたのが
自分だったと知られるのが嫌でした
でも
友達の家には
その後から行けなくなりました
私の罪悪感の気持ちは消すことができません
平気なふりしてたと思いますが
後ろめたさがありました
やったことを
認めない 謝れない 自分
ダメな自分を見ないようにしてきました
本当にごめんね
ダメなことをした自分へ
ちゃんと謝ろう
この場を借りて謝ろう
本当にごめんなさい
友達、友達のご家族の皆さん
大切な自転車を傷つけてごめんなさい
嫌な思いをさせてすみませんでした
お母さんごめんなさい
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