皆さんご無沙汰しております。
怠け癖が出まして、長い間更新していませんでした。
ごめんなさい。
実はある打合せの席で「私の父の友人でホームレスの塩野さんのエピソードが面白い!」と言われ、すっかり気をよくしてblogを再開したのが本当の理由です。
我ながら単純というか、
でも、真面目な話、今回の件で、
人が人にやる気を与えるのだなぁとつくづく感じました。
まさに言葉はエネルギーです。
今回は再び、私の父「末春(すえはる)」の話を書きます。
末春は大分県玖珠郡に川野家6人兄弟の末っ子として生まれましたが、
何故か九州から東北の山形にまで北上し、
山形で私の母「ふじ江」と結婚します。
末春の父、つまり私の祖父は、
九州が実家なのにも関わらず、山形の末春宅で亡くなりました。
末春の兄や姉は面倒見るのを嫌がり、
祖父はたらい回しにされて山形にやってきたのです。
私の祖父の思い出といえば、家族が囲む食卓に口から外した入れ歯を置いて
お茶をすする姿で、その当時、私は食べ盛りでしたが、
おかげで旺盛な食欲は一時消えてなくなりました。
祖父の通夜の日、九州からこぞって親戚がやってきました。
通夜、葬儀の段取りは末っ子の末春です。
久しぶりの兄姉との再会ですが、末春は「面倒も見ない連中がノコノコ
葬式だけ来やがって」という想いがあったのでしょう。
朝から少し、苛立っていました。
そんな状況の中、兄がボソッと言った嫌味な一言に、
末春は爆発してしました。
「やってられるか!」
そして、何を思ったか末春は遺体の前に置かれた戒名を、
汲み取り式の便所に投げ捨ててしまったのです。
一同、唖然でした。
何故、怒りの矛先が戒名だったのか。
何故、便所だったのか。
その謎は不明のままですが、
実はその後にとった末春の行動が、
さらにキテレツでした。
それはまた次回に。
ではでは。



