『確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム』 神永学 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥1,365
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アンニュイでミステリアス、

そして、少年と大人が同居するエキセントリックな数学者、
その名は御子柴岳人。
警視庁に新設された「捜査一課特殊取調対策班」を舞台に、

御子柴岳人の鋭い推理が冴え渡る!
――――― Amazonより


個人的評価 : ★★★☆☆

4つ寄り。


数学的に、論理的にというのは面白かった。
「刑事の長年の勘」だとか、
私たちの普段のちょっとした行動
(例えば家の中で失くした鍵をどう探すか)だとか。


そんな理論だの確率だのということで

もっと小難しいものになってしまうのかと思いきや。
それほどとっつきにくい感じもなく。


賢いはずなのに簡単な国語(というかもう常識か)が分からなかったり、
仕事なのに「ヤダ」なんて言ってみたりする御子柴と
そんな彼とは対照的に

直球で物を考え口にしてしまう友紀のキャラクターのおかげか。


チラッと登場する八雲たちにニンマリ。

これもきっとシリーズとして続いていくのかなと思うけど、
比べてしまうと八雲の方が好きかな。

御子柴はともかくとして、
周り(直球の友紀だとか一歩後ろで見守ってくれている権藤だとか)が。
あまり好印象でなかったり、そもそも印象が薄かったりで。
その辺はシリーズを重ねれば変化していくものか。