『熱氷』 五條瑛 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

熱氷/五條 瑛
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最愛の姉の、突然の訃報。
悲しみに沈み、カナダから帰国した男を待っていたのは、
姉がこの世に残した、たった一人の甥の誘拐だった。
甥の解放の条件は、ある「仕事」―。
男たちの愛と憎しみが、犯罪を加速させる。
熱く、激しい闘いの三日間。
注目の大型作家、待望の長編エンターテインメント。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★★☆


甥・光晴を誘拐し、

石澤を操ろうとするあの人の動機が私にはまるで不可解。

「愛と憎しみ」というのはわかる。
あの人を動かしたのが「愛と憎しみ」だというのは。

ただ、その愛やその憎しみがどうしてそういう形になるのか、
それが私には解らなくて。


今回も話そのものよりもキャラクターが魅力的だった。

生きているものは撃たないという石澤を筆頭に。

石澤のカナダでの知り合い純と彼の昔の知り合いのマヤ、
銃やらを撃っているスワローとグースの兄妹、
それぞれが魅力的で、やり取りが面白くて好きだ。

それぞれをもっと読んでみたいような気も。