『少年たちの密室』 古処誠二 | 鈴と空のブログ

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少年たちの密室 (講談社ノベルス)/古処 誠二
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東海地震で倒壊したマンションの地下駐車場に閉じ込められた

六人の高校生と担任教師。
暗闇の中、少年の一人が瓦礫で頭を打たれて死亡する。
事故か、それとも殺人か?
殺人なら、全く光のない状況で一撃で殺すことがなぜ可能だったのか?
周到にくみ上げられた本格推理ならではの熱き感動が読者を打つ傑作。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★★☆


感想を表すのにしっくりくるのは「胸糞悪い」だろうか。
あまりお行儀のいい表現でないのは承知の上だけど。


密室内で殺された者の言動も、
最後に記者らに追及されるあの人の言い分も。


面白かったんだけど、とにかく厭な気分。
密室内で起こったこと、起こそうとしたこと、言うこと、企んだこと、
それ以前に彼らがしてきたこと、
それを許してきたこと(そんな環境を作り護ってきたこと)、
どれもこれもが本当に厭。


早い段階での対応を間違えたせいで、たくさんの人が傷付いた。
ネタバレにならないようにと思うと感想を書くのも難しいけど。


とにかくぐったり。