2011年10月に読んだ本。 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

10月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:6808ページ
ナイス数:85ナイス

屍界〈Narcotic World〉 (R/EVOLUTION 9th Mission) 屍界〈Narcotic World〉 (R/EVOLUTION 9th Mission)
今回もまた、色んな人が亡くなり、色んな人が繋がり、色んな人が立場を変え……。サーシャはここまで大きくした動きをどう決着つけるんだろう。その流れの中で自身は、亮司は、他にもたくさんの気になる人たちはどんな役割を担う(担わされる)んだろう。やっぱり今回もまた続きが気になる。けど、次はもう終わりなんだな……。
読了日:10月01日 著者:五條 瑛
七月七日 七月七日
戦争の生む悲劇というのは本当に色んな形であったんだと。最後の七夕のあのシーンはものすごく印象的。
読了日:10月03日 著者:古処 誠二
夜よ泣かないで 夜よ泣かないで
解らん。真相を知って、それでも気持ちが変らないというのがどうしても解らない。そうまで想わせるだけのものが私には見つけられなかった。過程や背景に色々とあったのは確かだけど、それにしてもあの人のしたことは。あまりに哀しい別れが多過ぎた……。
読了日:10月05日 著者:香納 諒一
撃てない警官 撃てない警官
派手さはないけれど、わりと面白い。と思う反面、柴崎が好きになれないせいもあってか、読んでいてイライラ・ムカムカしたりもする。あまりに残念な人たちが大勢出てくるので、警察不信になりそう。
読了日:10月06日 著者:安東 能明
接近 接近
「裏切り」ってそういうことか……。あまりに残酷だ……。「歪みを知らない信念」というのがその残酷な結末を呼んだんだろうか。その真直ぐさとその強さが。
読了日:10月07日 著者:古処 誠二
逸脱 逸脱
随分手こずった。それぞれの抱えている過去・傷だとか、面白くなりそうな気がする要素は色々あるし、特に「これが嫌い!」だというポイントが思い浮かぶわけでもないのに、なぜか引き込まれない。
読了日:10月10日 著者:堂場 瞬一
女優志願殺人事件 (講談社ノベルス) 女優志願殺人事件 (講談社ノベルス)
毎度のことながら、傍迷惑な大貫警部。井上刑事や直子さんはもちろん、何たって箱崎課長がお気の毒で。でも箱崎さんの言葉には思わずクスッとしちゃうけど。
読了日:10月11日 著者:赤川 次郎
顔のない敵 (カッパ・ノベルス) 顔のない敵 (カッパ・ノベルス)
これまでにアンソロジーなんかで読んだものもあり。言わんとする事は分かるんだけど、その結末でいいのかな……、と思うものもいくつか。普段生活している中でほとんど意識する事のない「対人地雷」というもので1冊というのは興味深かった。
読了日:10月12日 著者:石持 浅海
初陣 隠蔽捜査〈3.5〉 初陣 隠蔽捜査〈3.5〉
「3.5」で誤解してたけど、3と4の間の話じゃなくて、1から3の間のいろんなタイミングの話だった。伊丹ってこんな人だっけ。それなりに優秀な人のはずなのに、竜崎に頼りっぱなしな気が。そういう伊丹と竜崎の関係性が面白かったりもするからいいんだけど。
読了日:10月13日 著者:今野 敏
蛍坂 ( ほたるざか ) ( ワニプラス ) 蛍坂 ( ほたるざか ) ( ワニプラス )
嫌いじゃない。嫌いじゃないけど……という感じ。「ミステリー、ホラー、サスペンス、家族愛、恋、人生哲学のすべてが融合した」とのことだけど、それが裏目?いろんな事が盛り沢山過ぎた気が。「事実、錯覚、幻覚、嘘」という分類は面白かったか。今までそんな考え方をした事が無かったので。
読了日:10月14日 著者:吉村 達也
J J
「テロの代行」というのはどうにも気持ち悪い。「テロ」って何なんだろう、と思う。秋生や久野や山木を好きになり、時津の身勝手さと浅慮にイライラし、スカイ(ライカ)のこれまでと今とその後に苦しくなり。
読了日:10月15日 著者:五條 瑛
ステップ ステップ
なんて壮絶な一日。自分が殺されるのも、大切な人を喪うのも。杏の目的は途中で想像できるとおりだし、ひとつ事実が明かされるごとにややこしくなったりもする。けど、戻る時点の微妙さも手伝って、そんなややこしい事態をどう乗り切るのか、ハラハラした。登場シーンは多くはないし、派手に大活躍するわけでもないんだけど、加山がとても印象的。片瀬も比村も好き。
読了日:10月16日 著者:香納 諒一
沈黙の檻 沈黙の檻
17年前の事件の真相だとかノーコメントを貫く理由、そういうことか。想像してたのとは少し違った。言いたいことも解らないではないけど、うーん……、という感じだろうか。事件以降の末松の人生、生き方がああだけに、余計に複雑。あの人たちは沈黙の檻に囚われたんじゃなくて、自ら檻に飛び込んだのか。
読了日:10月18日 著者:堂場 瞬一
刑事のまなざし 刑事のまなざし
アンソロジーで読んだことのあるのが4編。ろくでもない人間はたくさん出て来るし、とんでもなく苦くてしんどい真相が明かされるし。一見刑事らしくない、人柄を知っている人間に向いていないと言われる夏目だけど、そんな夏目こそが刑事のあるべき姿だと思いたい。
読了日:10月19日 著者:薬丸 岳
攪乱者 (ジョイ・ノベルス) 攪乱者 (ジョイ・ノベルス)
なんだか嫌な感じ。組織のやろうとすること(任務)も、三人が迎えた結末も、第四の人物も。どうにも好きになれないまま終わっちゃった。
読了日:10月20日 著者:石持 浅海
終末のパラドックス 終末のパラドックス
うーん……。あまり楽しくなかった。最初は面白かった。随分冒頭だけど、「危機は寸前で食い止められ」のあたりまでは。人類存亡危機というとんでもない事態、迫るタイムリミット、攻撃に何のためらいも見せない追手などなど、ハラハラしそうな要素はたくさんあるのに、なぜかハラハラもドキドキも出来なくて。ラストに向けて色々と明らかになっても、「ふーん」で済んじゃったという感じ。あの人の最後は残念だ。数少ない素敵なキャラクターだったのに。
読了日:10月21日 著者:桂木 希
君の夢は もう見ない 君の夢は もう見ない
風呂にもろくに入らない、だらしないおっさんのはずの仲上がだんだんカッコよく思えて来る1冊。直接姿を現すわけではないのに、仲上の周りに常に存在を主張するあの人はあれっきりなんだろうか。仲上編の続きはないのかな。表紙の青い薔薇。ブルーローズの正体に驚きはないし、登場するのも中の1話だけなんだけど、この人も印象的だった。
読了日:10月22日 著者:五條 瑛
バイバイ、ブラックバード バイバイ、ブラックバード
「あのバス」とか繭美とか、気になることは色々。星野も繭美も、最初はどちらかと言えばマイナスだったイメージ・評価が、読み終わる頃にはプラスに転じている感じ。友達にはなりたくはないけど。「高級車や宝石じゃなくてタオル」の件は自分に重なる部分もあってちょっとドキッとしたりも。
読了日:10月23日 著者:伊坂 幸太郎
虚国 虚国
帯から想像した話(=公共事業の是非を問う話)ではなかったな。元探偵と怪我をしたジャーナリストの女性の迎えた結末は「そうきたか……」という感じ。それが彼らしい、彼の生き方だということなのかもしれないけど、なんだかすっきりしない。他にも色々と後味の悪いことがあるのと、話の内容そのものがさほど惹かれるものではなかったことがあって、あまり好きだと思えないまま終わってしまった。
読了日:10月25日 著者:香納 諒一
パワードスーツ パワードスーツ
うーん……。パワードスーツ・アームドスーツ、高齢化、福祉問題、色覚障害、連続失踪事件などなど、色んなものを詰め込みすぎたのかな……。それぞれが独立しているわけではなくて絡みあってはいるんだけど、どうにも。「仕掛け」もあまり印象が良くなくて。
読了日:10月27日 著者:遠藤 武文
メフェナーボウンのつどう道 メフェナーボウンのつどう道
「メフェナーボウン」って何のことだろうかと思いながら読んだ。そういうことか。「博愛精神は傲慢な概念」か……。「宗教がケンカせずにいる国」と表現も印象的だった。
読了日:10月30日 著者:古処 誠二

2011年10月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

21冊とやや少なめか。

読もうとはしたんだけど、睡魔に負けて読めないこと度々。


「いまいち好きになれない」としか思えないことが

最近増えちゃった気がする。

10月分だけでもギリギリ片手で足りないくらい。


これだけ多い、増えちゃったのは

それは読んだものでなくて

私の精神状態やら環境に原因があるんだろうか。

これと言って思い当たる節はないんだけど。


今月は「面白い」とたくさん思えればいいな。