2011年11月に読んだ本。 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

11月の読書メーター
読んだ本の数:41冊
読んだページ数:9570ページ
ナイス数:77ナイス

刑事の骨 刑事の骨
なんとも嫌な気分になってしまった。事件の真犯人もその背景も、被害者の母親の物の見方もそうさせた事情も、何より不破という人自身も、どれもこれもが嫌で。おまけに「骨の髄まで刑事だ!」(帯より)というならあの結末はどうなのかな……。とにかく読んでる間も読み終わってからもずっと嫌な感じ。
読了日:11月01日 著者:永瀬 隼介
死ねばいいのに 死ねばいいのに
「死ねばいいのに」という言葉、想像してたのと意味が違った。一見常識に欠けていてどこか少しずれているケンヤなんだけど、実はとても真っ当なことを言っていて、対して彼が話を聞く相手は誰も彼もが身勝手に思えてきて、自分がいるのはきっとケンヤの側ではない気がして、なんだかグッタリ。
読了日:11月03日 著者:京極 夏彦
舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 (カッパ・ノベルス) 舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 (カッパ・ノベルス)
11歳のひとみ、確かに読んだはずなんだけど、殆ど覚えてないな……。続きもあるんだろうな。ひとみと父親との関係、あるいは母親のこと、愛美璃と母親の関係もあのままでは気になるままだし。
読了日:11月04日 著者:歌野 晶午
アウトギャップの無限試算 (ソウルドロップ) アウトギャップの無限試算 (ソウルドロップ)
これまた久しぶりのシリーズ。ペーパーカットの言うことは相変わらず(だと思うんだけど)小難しかったりもするんだけど「信じるのか、疑うのか」だとかは面白い。今回は伊佐・千条コンビが活躍、という印象が無い。トリート先生も気になるまま。奈緒瀬もちょっとイメージ変わったか?
読了日:11月05日 著者:上遠野 浩平
記念日anniversary 記念日anniversary
助けてくれた女にチャイニーズマフィアに日本の公安にCIA、その誰も彼もが嘘をついて何かを隠して、と複雑でややこしくてぐったり。面白くないわけじゃないからボリュームの割に短時間で一気に読めちゃうんだけど。散々引っ張って、二転三転した結果明かされた真相は、正直少々拍子抜けな感じも。
読了日:11月06日 著者:香納諒一
フラッシュ・ポイント―天命探偵 真田省吾〈4〉 フラッシュ・ポイント―天命探偵 真田省吾〈4〉
都合がよすぎだろうが何の根拠もなかろうが、真田と同じく、あの人は最後に目を覚ますと当然の様に思っていたので驚き。色々と想像通りなこともあるんだけど、それでも真田の勢いや山縣を筆頭に登場人物の魅力に引っ張られて一気に読んじゃう。
読了日:11月07日 著者:神永 学
分岐点 分岐点
「ミステリー史上、稀にみるその殺害動機」とのことだけど、ポイントはそこじゃないような気がした。成瀬の頑なさや潔癖さには反射的に嫌悪感すら覚えたりもするんだけど、それも戦争というもののせいな訳で。
読了日:11月08日 著者:古処 誠二
ブック・ジャングル ブック・ジャングル
毒針ラジコンとその操縦者との攻防は気になるし、一息にあっという間に読んじゃうくらいには引き込まれた。けど、主犯がどうにも解らん。疑心だとか苦悩だとかの結果、殺そうと決めたところまではまあいいとしても、何であんな手段だったのかがどうしても解らん。これからのことを思うと女の子3人が気の毒。
読了日:11月09日 著者:石持 浅海
スノウ・グッピー スノウ・グッピー
想像以上に入り組んで、複雑で、厄介な話だったんだ。確かに「知らなすぎる」かもしれない、忘れる(見なかったことにする)のが早すぎるかもしれない。したことの全てが正しいことだとは思わないけど、「男たち」の中心にいるあの人がかつて戦場で経験したあの出来事、強烈だったんだろうな。江崎の人たらしっぷりにはにんまり。
読了日:11月10日 著者:五條 瑛
無罪 無罪
39条か……。直ちに廃止というのは無理にしても、“原因において自由な行為”について考え直さなければいけないのは尤もだと思う。あの人のしたことは嫌な気分になる。それでも遺族であるあの人を「最低だ」と言い切ることもできなくて。2人の遺族のそれぞれの苦悩、葛藤、後悔。
読了日:11月11日 著者:深谷忠記
警視庁FC 警視庁FC
今野さんは好きなんだけど、今回はイマイチ惹かれることのないまま終わっちゃったような。人にも話にも。「本物の警官?」だとかの意味はわりとあっさり解っちゃうし、最後にもう一つ仕掛けてあったのもさほど驚きでもなくて。
読了日:11月12日 著者:今野 敏
介護退職 介護退職
どうにも上(表面)の方をサラサラ流れていっちゃった感じ。「危機」を自分のものとして恐ろしく感じることもなく、それに立ち向かう家族の姿に感動するわけでもなく。確かに「危機」ではあるんだけど、色々な点でとてもラッキーなケースだと思う。ただ、最後はあれで良かった気がする。希望の見えるあの終わり方で。
読了日:11月13日 著者:楡周平
レイジ レイジ
ワタルと礼二の関係がなんだかくすぐったいような、痛々しいような。お互いにお互いの才能・能力や存在を必要としているのに、お互いにプライドや意地が邪魔して別々に進むしかないというのが。不遇の礼二の精神的な支えだったあの人はほったらかしか……。
読了日:11月14日 著者:誉田 哲也
JIN―仁― 20 (ジャンプコミックスデラックス) JIN―仁― 20 (ジャンプコミックスデラックス)
読了日:11月15日 著者:村上 もとか
江 姫たちの戦国(1) (KCデラックス) 江 姫たちの戦国(1) (KCデラックス)
読了日:11月15日 著者:暁 かおり
江 姫たちの戦国(2) (KCデラックス) 江 姫たちの戦国(2) (KCデラックス)
読了日:11月15日 著者:暁 かおり
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS) モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)
読了日:11月15日 著者:郷田 マモラ
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (2) (ACTION COMICS) モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (2) (ACTION COMICS)
読了日:11月15日 著者:郷田 マモラ
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (3) (ACTION COMICS) モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (3) (ACTION COMICS)
読了日:11月15日 著者:郷田 マモラ
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (4) (ACTION COMICS) モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (4) (ACTION COMICS)
読了日:11月16日 著者:郷田 マモラ
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (5) (ACTION COMICS) モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (5) (ACTION COMICS)
読了日:11月16日 著者:郷田 マモラ
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (6) (ACTION COMICS) モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (6) (ACTION COMICS)
読了日:11月16日 著者:郷田 マモラ
モリのアサガオ 7―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (アクションコミックス) モリのアサガオ 7―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (アクションコミックス)
読了日:11月16日 著者:郷田 マモラ
クリックしたら、こうなった クリックしたら、こうなった
私のところにも毎日複数送られて来る迷惑メール。自分では試したことはない(試せない)けれど、何を言うのか気にはなっていたその先の話が面白かった。「迷惑メール」や「出会い系サイト」のトラブルや危険がこれだけ聞かれるようになっているのに廃れていかないのは、未だに騙される人がいるってことなんだろうな……。
読了日:11月17日 著者:多田 文明
極道めし 1 (アクションコミックス) 極道めし 1 (アクションコミックス)
読了日:11月18日 著者:土山 しげる
極道めし 2 (アクションコミックス) 極道めし 2 (アクションコミックス)
読了日:11月18日 著者:土山 しげる
極道めし 3 (3) (アクションコミックス) 極道めし 3 (3) (アクションコミックス)
読了日:11月18日 著者:土山 しげる
極道めし 4 (アクションコミックス) 極道めし 4 (アクションコミックス)
読了日:11月18日 著者:土山 しげる
極道めし(6) (アクションコミックス) 極道めし(6) (アクションコミックス)
読了日:11月18日 著者:土山 しげる
極道めし(7) (アクションコミックス) 極道めし(7) (アクションコミックス)
読了日:11月18日 著者:土山 しげる
きのう何食べた?(1) (モーニングKC) きのう何食べた?(1) (モーニングKC)
読了日:11月19日 著者:よしなが ふみ
きのう何食べた?(2) (モーニングKC) きのう何食べた?(2) (モーニングKC)
読了日:11月19日 著者:よしなが ふみ
きのう何食べた?(4) (モーニングKC) きのう何食べた?(4) (モーニングKC)
読了日:11月19日 著者:よしなが ふみ
きのう何食べた?(5) (モーニングKC) きのう何食べた?(5) (モーニングKC)
読了日:11月19日 著者:よしなが ふみ
中野トリップスター 中野トリップスター
どうにも私の好みではなかった。山根や誠のキャラクターは好きだったんだけど、トリップスターの他の面々は何だか嫌な感じだし、他に好きになれそうな予感を抱いた人たちは登場も活躍も少ないし。それで良しとするくらい話に引き込まれることもないままで。
読了日:11月20日 著者:新野 剛志
刹那の街角 (角川文庫) 刹那の街角 (角川文庫)
昨日読んだ新野さんに引き続き、これもピンとこない……。あとがきと解説まで読んだけど、それでもピンとこない。
読了日:11月21日 著者:香納 諒一
努力しないで作家になる方法 努力しないで作家になる方法
「自伝的小説」とあるけど、人名・書名のせい(おかげ?)もあってか、小説というよりも本当に自伝を読んでる気分になる。それまでの伊留香さんの苦悩やら落胆やらを読んでるので、最後の本屋のシーンでは思わず涙。鯨さんに泣かされたのは2度目か。何より陽子さん、すごいなぁ。素敵な奥さんだ。
読了日:11月24日 著者:鯨統一郎
本日の議題は誘拐 本日の議題は誘拐
想像通りなこともあれば、想像以上のことも、予想外のことも。何にせよ、あまり引き込まれなかった……。誘拐事件がどんな結末を迎えるのか、関わった人たちがどうするのか、気にはなったので最後までなんとか読んだ、という感じ。
読了日:11月25日 著者:木宮 条太郎
瓦礫の矜持 瓦礫の矜持
なんとなく物足りない感じ……。黒羽が神楽に言うことは面白かったんだけど、それ以外がどうも弱い気が。事件の結果の割に何もかもあっさりに思えちゃうし、人の魅力も五條さんに期待する程ではなかったし。。「物足りない」一番は黒幕か。その人の黒幕としての存在感がほとんどないから、正体は想像通りなのに妙に唐突な感じというか。貨幣兄弟は素敵だった。
読了日:11月26日 著者:五條 瑛
UNKNOWN (講談社ノベルス) UNKNOWN (講談社ノベルス)
盗聴器を仕掛けた理由、そういうことか。「そんなこと」って思ってしまいもするけど、組織の中にいれば「そんなこと」ではすまないのかな……。例外ももちろんいるけど、登場する人たちがなかなか好きだった。朝霞二尉とか、野上三曹とか、親分とか。
読了日:11月29日 著者:古処 誠二
夢の中の魚 夢の中の魚
東京姫こと洪の印象が変わったな。こんなに面白味やら魅力のある人だっけ。これまでは葉山やエディに隠れていて気付かなかった。洪を中心に、パクや呉道や葉山との関係も面白かったし。起こったこと、起こそうとしていることよりも、人とその関係の方が魅力的だった。
読了日:11月30日 著者:五條 瑛

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

お久しぶりでございます。

ぼちぼち(なのか、早くもなのかは微妙なところですが)

復帰です。

これからまたよろしくお願いします。


11月はコミックを読んだり、

それに影響されて美味しいもの作りに精を出したり、

友人の結婚式があったり、

PCが壊れたりと、

色んなことが重なって読んだ本は少な目か。