- 遮断/古処 誠二
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昭和20年5月。
逃亡兵となった19歳の青年は、置き去りにされた赤ん坊を探すため、
戦火の沖縄を故郷の村へ向けて北上する――。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
タイトルの「遮断」。
何を遮断するのか、しなければならなかったのかと。
作中に「遮断」という言葉で挙げられてはいて、
大きく言えばそういうことなんだろうけど
その中には色んなものが含まれていて
「何を」というよりもこれまでに読んだ古処さんの戦争小説と同じく
色々なものを、すべてを、ということか。
大を助けるために小を犠牲に、と言うのも
「遮断」なくしてはできないだろうし。