- ミッドナイトイーグル/高嶋 哲夫
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米空軍ステルス爆撃機が北アルプスに墜落、
その搭載物をめぐって男たちの戦いが始まった。
国を、そして家族を救うために――
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
結構なボリュームだし、読み終わってみれば気になることもある。
娘の一件があまり効果的な気がしない、だとか
「家族」、特に息子の存在感が最後のあのシーン以外軽く感じる、だとか。
けど、読んでる間はそんな色々を考えることもなく
ぐいぐい一気に読んじゃった。
「搭載物」を敵に渡さないため、「国を、そして家族を救うため」に
あの状況ではあの方法しかなかったんだろうと思う。
あれを敵方の思うように使われてしまえばどんなことになるか、
その最悪の事態を防ぐにはあれが一番確実で、
唯一の方法だったんだろうな、と思う。
でも、あの人たちの結末に思わず涙。
無線での総理や家族とのあの会話を、
どんな気持ち、覚悟でしたのかと思うと。
西崎に憧れるあの彼はちょっと意外だった。
実はどこかと繋がっている、だとか
何かしらの秘密を抱えてるのかと思ったんだけど。
あの準備の良さ、判断力・行動力、度胸の良さなどなど。
きっと何かある!と思ったんだけど、そうでもなかったのか。
これも映画になっているようで。
借りてこようかな……。