- 謎解きはディナーのあとで/東川 篤哉
- ¥1,575
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執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生!
主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、
彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、
なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。
彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、
宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。
本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、
謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、
事件の核心に迫っていきます。
本格ものの謎解きを満喫でき、
ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステリです。
――――― Amazonより
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」
令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。
ユーモアたっぷりの本格ミステリ。
――――― 「BOOK」データベースより
お嬢様も執事も随分想像と違ったな。
実際に推理するのは執事、というのから
麻耶さんの『貴族探偵』みたいなものを想像して読んだせいで
お嬢様らしくない言葉遣いとか
執事らしくない毒舌っぷりに少々ビックリしたり。
ただ、この2人のやり取りなんかは面白かったので
その「予想外」はまぁ好いか。
道尾さんの『プロムナード』で反省したばかりだけど、
正直に言うとすると「ミステリとしては普通」だろうか。
少し前に突然人気(話題)になった気がするんだけど何故だ?
テレビでこの1冊だけのCMをしてたり、
本屋さんでも東川さんの他作品もまとめて積まれてたり。
続くのかな。
トンチンカンな上司は未だ麗子の素性を知らないままだし、
麗子と影山の関係には微妙は変化が見えるのか?という
小さな予感もあったしで。