『犠牲(いけにえ)にあらず』 藤野眞功 | 鈴と空のブログ

鈴と空のブログ

読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

犠牲(いけにえ)にあらず/藤野 眞功
¥1,575
Amazon.co.jp


被害者遺族は神様で、マスコミは忠実なる司祭なのか!?

殺人罪に服した七年間に、どうやら俺は修羅を飼っていたらしい――。
出所後から週刊誌の取材攻勢に曝され、
気づけば一転、有名人に祭り上げられた男。

その空騒ぎのただ中で、彼は七年の彼方からシグナルを受け取った。
計画を始動する時が来たのだ。

被害者側と加害者側をたやすく逆転させて楽しむ世間を、
「消去」してやる必要があった。
「殺人犯に会いたくないか。
もちろん会いたいに決まっている」

――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆

最後まで読みはしたので3つ。

でも正直な気持ちとしてはかなり2つ寄り。


ダメだ。
内容云々のずっと前の段階でダメだった。

文章(とそのリズム)が徹底的に合わなかったみたい。

なかなか話に乗っていけない。
いちいち目が引っかかる。

装飾過剰に思えたり、鬱陶しかったり、まどろっこしかったり。
内容だとか登場人物の言動が、ということではなくて、
文章そのものがどうにも苦手。


上に引用した帯の文句も、
本編を読む以前は期待を煽るものに思えたんだけど、
読んでから改めて見ると「ん?」なんて。


テーマは面白そうだと思ったんだけど。
被害者遺族、加害者の家族、マスコミ、世間。