『システィーナ・スカル』 柄刀一 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

システィーナ・スカル/柄刀 一
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絵画修復士として修業に励む
若き日の御倉瞬介が出遭う、不可思議な事件。
フィレンツェを舞台に
フレスコ画に秘められた奇想をたどる謎の物語……。


ひとは「民族の誇り」「愛の証し」「創造への情熱」を
何に託して死んでいくのか?
ボッティチェリが婚礼祝いに描いた
一連の残虐画が意味するものとは何か、
そして、なぞらえられた異様な儀式とは?
ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂に描いた
壮大な天井画の秘密と、欠落した骨の謎とは?
佐伯祐三がパリで経験した悲劇と
シンクロするような運命の画家が、
命懸けで描き残した絵にこめたものとは?


美の天才たちがたどりついた境地を透かし見、
謎が謎をよぶ本格ミステリーの仕掛けで綴る
「生と死」の物語は、凝縮された密度の極上の推理劇であり、
その余白に浮き上がる光景の清澄感が
感動をもたらす人間ドラマでもある。
驚愕の柄刀美術ミステリー、シリーズ第3弾。
書き下ろしをふくむ4編の中編集。
――――― Amazonより


個人的評価 : ★★★★☆


読み始めてしばらくして「あら?」と思ったら。
これまでに読んだシリーズ2作よりも
時系列的には前の話なのか。


大叔母が握り締めていたものは衝撃的だった。
そのものの正体もビックリしたし、
そんなものを持っていた理由はもっと驚いた。
中で御倉も似たようなことを言っていたけど、
そうまでしなければいけない現実があったのかと思うと。


特に絵画や美術に興味があるわけでもない私でも、
このシリーズを読むと扱われてる絵を見てみたいと思ってしまう。