『ジェミニの方舟 東京大洪水』 高嶋哲夫 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

ジェミニの方舟 東京大洪水/高嶋 哲夫
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地球温暖化!
史上最大の台風が襲う!!

『ミッドナイトイーグル』『M8』の

著者が鳴らす都市水没への警鐘
いつ私たちを直撃してもおかしくない災害パニック3部作

、堂々ここに完結。


2004年、『M8』
阪神・淡路大震災を経験して、

なんとしても書かなければならないと思った。


2005年、『TSUNAMI』
執筆途中でインド洋大津波が起こり、

死者・行方不明者22万人以上。


2008年、『ジェミニの方舟―東京大洪水―』
脱稿間近の5月、ミャンマーを襲ったサイクロンで13万人が、
四川大地震では7万人が亡くなった。
現実は小説を越えている。
そしてもし、史上まれな強風を伴う超大型台風が日本を襲ったら。
もし驚異的な雨が降っていたら。
もし……。
埋立地、ゼロメートル地帯、

網の目のように広がる地下街と地下鉄網。
いつ起きてもおかしくない首都水没への警鐘を込めて書きました。
     高嶋哲夫
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


また微妙なタイミングで読んでしまった。
現実に台風がニュースになっている時期にこんな本。
別に意図があるわけではないのですが。


まずあの人の登場にビックリ。
『TSUNAMI』で殉職したはずなのに?!って。
3部作の完結、とは言うものの
時間の流れとしては『TSUNAMI』よりも前の話ってことなのか?


3作を面白かった順に並べると3番目かもしれない。


前半(事態が大きく動くまで)に手こずったので。
前2作も同じように専門的な話の部分でやや手こずったんだけど、
今回はそういう部分が長かった気がして。


後はどうにも好きになれない人がいて。
後半そうでもなくなったんだけど、
実際に台風が来るまでのその人の言動にどうもイライラ。
いってる内容はわからないでもないんだけど、
なんだかいちいち喧嘩腰だったりするのが原因だろうか。


「台風」って確かに慣れっこになってしまっている部分が
あるのかもしれない、と反省してみたり。
毎年複数個はやってくるものだし。
被害が出てニュースで見ても、
実際に自分が大変な目にあったわけでもなければ
あっという間に意識の外側に押し出されていくというか。
地震なんかに比べてあまり気にしていないというか。