『トルーマン・レター』　高嶋哲夫

原爆投下の真相を追え！

女は、見失った未来を追い求め
男は、隠された歴史の闇に挑む

サントリーミステリー大賞から２年、
渾身の書き下ろしサスペンス誕生！

原爆投下の真相とは？
トルーマン大統領の私信は？
作者は20世紀の謎に光を当てながら
登場人物たちをみごとに躍動させている。
納得のいくストーリィ展開が楽しい。
阿刀田高氏
―――――　帯より

個人的評価　：　★★★☆☆

突然手に入った謎の手紙の内容は
（不愉快な内容だけど）とても興味深い。
あんなものが世間に知られたら、アメリカは大打撃。

それがどうやら本物であるらしい
（トルーマンが書いたものと考えても不思議は無い）、
という展開にはものすごく嫌な気分になる。
小説の中の話とは言え、
そんな人物が大国の最高権力者であったなんて。

手紙を狙っているらしい謎の組織と
さらに目的不明の別の組織の登場にはハラハラもする。
街中での銃撃だったり派手なカーチェイスだったり
拉致されたり拷問されかけたりと
ドキドキもする。

それだけ惹かれそうなポイントも、
飽きないくらいの動き・展開もあるのに
あまり楽しい・面白いと思えないのは何故だろうな……。

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