2010年7月に読んだ本。 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

7月の読書メーター
読んだ本の数:48冊
読んだページ数:10484ページ

エクステンド エクステンド
事件そのものは先も気になって一気に読んだし、面白かった。ただ、どうもキャラクターが…。花街出身という設定にさほど必要性も魅力も感じなかったというか…。
読了日:07月01日 著者:鏑木 蓮
紅雲町ものがたり 紅雲町ものがたり
吉永さん3冊目で、一番好き。なんせお草さんが素敵。久実も由紀乃も、レギュラーじゃない中の何人かも好い。それぞれのエピソードに苦さはあっても、お草さんという人に救われる感じだろうか。
読了日:07月02日 著者:吉永 南央
天涯の蒼 天涯の蒼
これと言って好きなポイントが見つからなかったな……。殺人事件の犯人にしても古城の真意にしても、大事なことの多くは少し前に気づくように書かれてるみたいで、ハラハラもドキドキもそんなになくて。
読了日:07月03日 著者:永瀬 隼介
誘う森 (ミステリ・フロンティア) 誘う森 (ミステリ・フロンティア)
つい先日読んだ『紅雲町――』で期待値を上げすぎたのかな…。読んでる間はビックリもする。あの人とあの人の関係だとか、妻の死の真相だとかそれに絡んで明かされる過去だとか。けど、後々語りたい(感想として書きたい)ほど印象に残ってることがあまりないというか。
読了日:07月04日 著者:吉永 南央
ソウルケイジ ソウルケイジ
引き続き、歪んだ人間の気持ち悪さ。前回も今回も、やったことの大きさとか歪みっぷりの割りにあっさりというか軽めな気もするけど。今回はキャラクターたちが好かった。例外はいるけど。やったことは犯罪な訳で許されないんだろうけど、「父性」か……。どんな気持ちで手首を切断したのかと思うと……。
読了日:07月05日 著者:誉田 哲也
インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア) インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)
初めましての加藤さん。ドラマをきっかけに読んでみたんだけど、好き。晶がなんて男前。ドラマを先に見たので(全部じゃないけど)、展開や結末が判っちゃう(知ってる)部分も結構ある。けど、それもあまり気にならない。どうしても読みながらドラマのキャストが浮かぶ。特にやっぱり森口さんの晶が。徳山空也が好きだったので続きは空也の活躍が増えてくれれば、なんて思ったりも。
読了日:07月06日 著者:加藤 実秋
デッドウォーター デッドウォーター
“至高”がイマイチピンと来なかったな…。“至高”がそうであった(そうなりえた)理由だとか、それほど心酔してたわりに崩壊があっけなくないか?とか。個人的には死刑執行に立ち会う刑務官の部分が一番面白かった。
読了日:07月07日 著者:永瀬 隼介
シンメトリー シンメトリー
短編集ってこともあって、これまで2作に感じた(歪んだ人間の)気持ち悪さも控えめで読みやすい。ただその分、姫川玲子班の魅力も抑え目な気がする。「右では殴らない」の説教、なぜかあまりぐっと来なかったな…。大和会との対立は今後あるんだろうか。
読了日:07月08日 著者:誉田 哲也
インディゴの夜 チョコレートビースト (ミステリ・フロンティア) インディゴの夜 チョコレートビースト (ミステリ・フロンティア)
今回は全体的に塩谷さんが冴えてたかなって印象。やっぱりミステリとして、というよりはキャラクターが魅力だと思う。アレックスはホントに全身に……?とか、憂夜と空也の関係って?(ドラマも後半見られなかったので知らない)とか、晶と四十三万円の仲とか、気になることがたくさん。
読了日:07月09日 著者:加藤 実秋
あした咲く蕾 あした咲く蕾
帯に書かれてた「うつくしい」よりもやっぱり「優しい」の方が印象としては随分強い。『あした咲く蕾』に出てくる能力、私ならきっと耐えられない。その力が必要とされる場面に出会う以前に、色々悩み(考え)過ぎてきっと自滅してしまう気がする。
読了日:07月10日 著者:朱川 湊人
WILL WILL
しまった。これを読む前にもう一度『MOMENT』を読んどけばよかった……。記憶が随分遠くに。それでもこれはなかなか好きだ。森野も神田も竹井も、商店街の仲間たちも、桑田とそのバンド仲間もみんな好い。ストレートに「いい人、いい奴」ってのとは少し違うんだろうし、ちょっと歪んだ人物も出てくるんだけど、それでも面白かった。最後の両親をもう一度きちんと送ろう、という場面では泣きそうに。
読了日:07月11日 著者:本多 孝好
インディゴの夜 ホワイトクロウ (ミステリ・フロンティア) インディゴの夜 ホワイトクロウ (ミステリ・フロンティア)
晶が楽しくて空也の活躍に期待していてチームとしての「indigo」が好き。だから今回は個人的な好感度は少々低め。ジョン太もアレックスも犬マンも好かったけど。
読了日:07月12日 著者:加藤 実秋
オセロ 1 (講談社コミックスフレンド B) オセロ 1 (講談社コミックスフレンド B)
読了日:07月13日 著者:池沢 理美
オセロ 2 (講談社コミックスフレンド B) オセロ 2 (講談社コミックスフレンド B)
読了日:07月13日 著者:池沢 理美
オセロ 3 (講談社コミックスフレンド B) オセロ 3 (講談社コミックスフレンド B)
読了日:07月13日 著者:池沢 理美
オセロ 4 (講談社コミックスフレンド B) オセロ 4 (講談社コミックスフレンド B)
読了日:07月13日 著者:池沢 理美
オセロ 5 (講談社コミックスフレンド B) オセロ 5 (講談社コミックスフレンド B)
読了日:07月13日 著者:池沢 理美
オセロ。6 オセロ。6
読了日:07月13日 著者:池沢 理美
オセロ(7) (講談社コミックスフレンド B) オセロ(7) (講談社コミックスフレンド B)
読了日:07月13日 著者:池沢 理美
青天大睛 1 (フラワーコミックス) 青天大睛 1 (フラワーコミックス)
読了日:07月13日 著者:相原 実貴
青天大睛 2 (フラワーコミックス) 青天大睛 2 (フラワーコミックス)
読了日:07月13日 著者:相原 実貴
青天大睛 3 (フラワーコミックス) 青天大睛 3 (フラワーコミックス)
読了日:07月13日 著者:相原 実貴
青天大睛 4 (フラワーコミックス) 青天大睛 4 (フラワーコミックス)
読了日:07月13日 著者:相原 実貴
青天大睛 5 (フラワーコミックス) 青天大睛 5 (フラワーコミックス)
読了日:07月13日 著者:相原 実貴
青天大睛 6 (フラワーコミックス) 青天大睛 6 (フラワーコミックス)
読了日:07月13日 著者:相原 実貴
ALMIGHTY×10 1 (ちゅちゅコミックス) ALMIGHTY×10 1 (ちゅちゅコミックス)
読了日:07月13日 著者:水都 あくあ
ALMIGHTY×10 2 (ちゅちゅコミックス) ALMIGHTY×10 2 (ちゅちゅコミックス)
読了日:07月13日 著者:水都 あくあ
ALMIGHTY×10 3 (ちゅちゅコミックス) ALMIGHTY×10 3 (ちゅちゅコミックス)
読了日:07月13日 著者:水都 あくあ
ALMIGHTY×10 4 (ちゅちゅコミックス) ALMIGHTY×10 4 (ちゅちゅコミックス)
読了日:07月13日 著者:水都 あくあ
ALMIGHTY×10 5 (ちゅちゅコミックス) ALMIGHTY×10 5 (ちゅちゅコミックス)
読了日:07月13日 著者:水都 あくあ
「もっと、生きたい…」 (上) 1 (マーガレットコミックス) 「もっと、生きたい…」 (上) 1 (マーガレットコミックス)
読了日:07月13日 著者:安藤 ゆき
もっと、生きたい… 下 (マーガレットコミックス) もっと、生きたい… 下 (マーガレットコミックス)
読了日:07月13日 著者:安藤 ゆき
もえない―Incombustibles もえない―Incombustibles
お久しぶりの森さん。相変わらずやっぱり、一番に感じるのは「低温」だった。とんでもないことに巻き込まれて危険な目にも遭ってるのに、低温。タイトルは2通りの漢字が浮かんで、どちらにしてもどういうことだ?って。2通りのうちのどちらが当たりなのかはわりと早い段階で判るんだけど、それがはっきり書かれる最後は面白かった。
読了日:07月14日 著者:森 博嗣
9・11テロ捏造―日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ 9・11テロ捏造―日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ
9.11だけを追究したものじゃなかったんだ。あのテロが自作自演という話は以前テレビでも見たことがあるのでさほど衝撃的なことでもなかったんだけど、それ以外にも知らなかったことが書かれていてなかなか興味深かった。自作自演だとしたら、目的と結果の釣合いが取れないと思うのは私が凡人の一般市民だからで、国の中枢の選民意識の中ではそうでもないんだろうか。
読了日:07月15日 著者:ベンジャミン フルフォード
ダックスフントのワープ (文春文庫) ダックスフントのワープ (文春文庫)
不思議な1冊だった、としか言えない感じだろうか。好きか嫌いかの2択だと「好き」なんだけど、「ピンと来ない」というのも正直なところ。各短編の主人公の青年たちの考え方にしても、少女たちの言うことにしても、理解とか共感というところまでは届かなかった。ただ、全体に漂う空気だとか雰囲気が好き、ということで。
読了日:07月16日 著者:藤原 伊織
鉄の骨 鉄の骨
なかなか面白かった。尾形常務、何か考えてるだろうとは思ったけど、想像以上。怖いな。会社員としてのあり方と人間としてのあり方と、どうあるべきか。萌にどうもイラつく。ドラマのキャストも見てみたけど、平太はちょっとイメージと違ったな。
読了日:07月17日 著者:池井戸 潤
偽証 (中公文庫) 偽証 (中公文庫)
裏表紙には「法廷ミステリー七篇」と書いてあったんだけど、法廷ミステリーは四篇じゃないかな……。女性弁護士の二篇と検事・沢木シリーズの二篇。私の中の「法廷ミステリー」の定義が間違ってるんだろうか。好みとしてもその四篇が好き。「好き」でなく、一番印象的だったのは女性弁護士の方の『赤い証言』だろうか。そんな理由で偽証なんて出来るかな……、と。
読了日:07月18日 著者:小杉 健治
銀河不動産の超越 銀河不動産の超越
個人的な理解の枠外に居る人たちの連続に少々戸惑った。しかも枠のすぐ外というよりはうんと遠くにいるもんだから。でも、そもそも理解や共感しようというのが間違いなんだろうか。雰囲気というか居心地はいいんだから、それに身を任せて淡々と読むのが正解だったのかな、なんて。いつもの森作品で感じる「低温」とはちょっと印象が違った気がする。
読了日:07月19日 著者:森 博嗣
さよならドビュッシー さよならドビュッシー
いくらなんでも回復が早すぎやしないか、などなど気になることがないわけじゃない。けど、ピアノの演奏シーンだとか音楽の表現なんかに引き込まれて一気に読んだ。タイトルにも納得。
読了日:07月20日 著者:中山 七里
ヨコハマB-side ヨコハマB-side
面白くないわけじゃない。けど、さほど「これだ!」って語りたいこともないかな……。インディゴシリーズほどキャラクターが魅力的・印象的ってこともなく。コトの真相もいくつかは想像通りだったり。読みやすい軽さだとか「いま」な感じだとかがインディゴシリーズと近い印象なだけに、どうしても比べちゃって、そうなると弱い。
読了日:07月21日 著者:加藤 実秋
誓いの夏から 誓いの夏から
少年(十川)と少女(杏子)の19年ってどんなだったんだろうかと思うと……。きっかけの事件も17歳の少女には耐えられないほどの衝撃だったろうし、17歳の少年が簡単に守れる・支えられるものでもなかったろうけど、その後の19年間が重過ぎて。そんな重過ぎる19年を生きてきた「バカな男」に比べてあいつとあいつへの嫌悪感はものすごい。
読了日:07月22日 著者:永瀬 隼介
ヒトリシズカ ヒトリシズカ
何と言おうかな……。一気に読めはするんだけど、読んでてグッと来たとか衝撃!ってことはない。シズカがどうにもピンと来なくて。元来の気質に環境が加わったことでああなってしまったんだろうと思うんだけど、その衝動なり冷静な悪意なりを環境も変った中で十年も二十年も持続できるものだろうか、なんて。心情的には良かったと思う部分もあるんだけど、結局シズカはヒトリでもなかったわけだし。何だかモヤモヤ。
読了日:07月23日 著者:誉田 哲也
チャンネルファンタズモ チャンネルファンタズモ
ミステリ部分を期待して読むとがっかりしてしまうかも。かといってホラーでもないんだけど…。キャラクターも(私には)さほど魅力的に思えず、「どう読めば楽しめたろう…」って感じ。猫のヤマトはなかなか好きだった。赤川さんとこのホームズ?なんて思いもしたけど。
読了日:07月24日 著者:加藤 実秋
罪と罰の果てに 罪と罰の果てに
色々と盛りだくさんだったな……。しかもそれぞれが濃いから、何作かに分けてくれた方が面白かったかも?なんて思ってしまった。聖美がアフリカで見たものだとか、ルナファームの日常だとか、それだけで1冊にしてくれてもきっと読んだのに。
読了日:07月25日 著者:永瀬 隼介
今宵、バーで謎解きを (カッパ・ノベルス) 今宵、バーで謎解きを (カッパ・ノベルス)
なかなか乗れなかったな……。マスターってあんな人だっけ。ギリシャ神話と事件との絡みも小ネタも弱めかな。
読了日:07月26日 著者:鯨 統一郎
ミステリー・ドラマ ミステリー・ドラマ
何だかバタバタしてたって印象。描かれてる内容が、ではなくて文章だとかの印象が。読んでてあまり楽しくなかった……。
読了日:07月27日 著者:藤 ダリオ
春を嫌いになった理由(わけ) 春を嫌いになった理由(わけ)
瑞希のパート(特に現在)と密入国の兄妹のパートが、話の展開では一つに繋がっていくんだけど、それぞれの雰囲気がイマイチなじんでいかない感じが。空港でエステラが明かす瑞希の秘密も、そこまでに想像ついちゃうし。
読了日:07月28日 著者:誉田 哲也
夏の名残りの薔薇 夏の名残りの薔薇
初めましての恩田さん。アンソロジーでは読んだことあるはずなんだけど、恩田さんってこんなに読みにくかったっけ、なんて思ってしまう。進んだ話が次の章で少し戻って別の方向に進む、の繰り返しなんだけど、人間関係の複雑さもあって、「面白い」よりも「疲れる」が勝ってしまった感じ。“核”だと言う映画を観たことがあればまた違うんだろうか。
読了日:07月30日 著者:恩田 陸

読書メーター

数だけ見てビックリしたらコミックを読んだのか。


今月は初めましての方が加藤さんと恩田さん。

ついでに今読みかけてる(8月の1冊目になる)のも初めての方。


普段通ってる図書館には

読んでる作家さんの全作品が洩れなく並ぶわけじゃないので

どんどん新しく「読む」の一覧に作家さんを増やしていかないと。


吉永さんの『紅雲町ものがたり』と

加藤さんのインディゴシリーズが好きだった。