2010年6月に読んだ本。 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

6月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:8976ページ

名残り火 (てのひらの闇 (2)) 名残り火 (てのひらの闇 (2))
そんなことのためにあの人は殺されちゃったのかと思うと……。いい奴だったのに。あの社長もなかなか素敵。堀江と大原、ナミたちのそれからも読みたかったな。
読了日:06月01日 著者:藤原 伊織
無人地帯(ノーマンズランド) 無人地帯(ノーマンズランド)
「面白くない」は言いすぎだと思うんだけど、イマイチパッとしなかったかも……。展開だとか黒幕だとかがわりと読めちゃうせいだろうか。話の筋と関係ないことばかりに気が取られる。
読了日:06月02日 著者:永瀬 隼介
家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇 家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇
薄めの本に写真がたくさんなのであっという間に読んじゃうんだけど、色んなことを思う。よくこの内容で調査に協力しようと思ったなとか、朝食の時間がバラバラなのは仕方ないんじゃないかなとか。野菜は買い置かない、というのも驚き。ためしに数えてみたらうちには両手と少しの種類の野菜があった。母に感謝すべきか。
読了日:06月03日 著者:岩村 暢子
人を殺す、という仕事 (光文社文庫) 人を殺す、という仕事 (光文社文庫)
結局何だ!?って思ってしまうけど、読んでる間は面白かった。もし自分だったら…。逃げる(自殺)という道を選んでしまいやしないだろうか。それとも「捕まらない」ということが確信できれば、一線を越えてしまうものだろうか…。
読了日:06月03日 著者:大石 圭
失跡 失跡
どんな理由があろうが、どんなに丁重に扱おうが誘拐は誘拐。黒幕(立案者)の言うことがどうにも嫌いで。それを実行した者もだし、子どもの面倒を見ていた者も。チーさんが辞めなかったのはよかったけど。
読了日:06月04日 著者:小杉 健治
プリズン・トリック プリズン・トリック
刑務所内での殺人と逃走という謎は面白くて一気に読んだ。けど、最後に(ある人の言葉で)明かされるあれはそこまでに想像ついちゃってたこともあってあまり好きじゃない。それが想像ついた上でラスト近くの手記を読むから、少々興ざめというか。とっ散らかった感じがしたのは読み方の問題だろうか。冤罪を作り出そうとする刑事とか退職を決めた刑務官とか、もっと役割を担いそうな印象だった人が「あれ、もう…?」なんて思ってしまったり。
読了日:06月05日 著者:遠藤 武文
藁の楯 藁の楯
外じゃ読めない。読んでる間中、眉間に皺が寄ったり泣きそうになったりで。どんな理由があれ殺人は許されないというのは尤もなんだけど、移送チームのメンバー(特に最後から2人目)の言葉には頷きかけたし、最後の襲撃者は襲撃に成功しても好いのではないかと思ってしまったりした。色々としんどい話ではあるけど、なかなか面白かった。
読了日:06月06日 著者:木内 一裕
球体の蛇 球体の蛇
うーん…。あまり入ってけなかった。読みながら「あぁ…!」って思ったりはしたし、面白くないとは感じなかったんだけど、後々こうして感想書こうとすると困る。何をどう言えばいいんだろう、って。
読了日:06月07日 著者:道尾 秀介
泉
じっとりした不気味さだったな……。まぁ、サラッとカラッとしたホラーはそんなにないだろうけど。やっぱり軽い気持ちでこんなイベントやるもんじゃない。なんて本編とは少しずれたことを思ってしまう。
読了日:06月08日 著者:倉阪 鬼一郎
武士道セブンティーン 武士道セブンティーン
『シックスティーン』より随分好きだった。そちらでは香織が苦手だと思ったんだけど、その“苦手”の部分が消えてたのと、わかりやすい敵役(憎まれ役)が登場したせいもあるか。香織も早苗も香織父も吉野先生もみんな好かった。
読了日:06月09日 著者:誉田 哲也
武士道エイティーン 武士道エイティーン
今回のは香織と早苗の物語じゃなかったんだ。桐谷先生や吉野先生が今ああある理由とか、美緒の葛藤とか、『セブンティーン』とはちょっと違った面白さという感じだろうか。好みとしては『17』→『18』→『16』か。
読了日:06月10日 著者:誉田 哲也
V.T.R. (講談社ノベルス) V.T.R. (講談社ノベルス)
設定なんかは今までの辻村さんとはちょっと違って、これがチヨダコーキ”なのかなと思う。人と人との間の空気とか、辻村さんっぽいなと思ったりもする。最後にはビックリした。私は“チヨダコーキ”より“辻村深月”の方が好きみたい。そもそも『スロウハイツの神様』が辻村作品の中ではイマイチはまれなかったのが大きな原因だろうか。
読了日:06月11日 著者:辻村 深月
ひまわりの祝祭 ひまわりの祝祭
「五百万を棄てる」なんてとんでもない言い分に最初はグッと引き込まれちゃう。それからしばらく少々乗ってけない感じが続く。最後にまた色々とビックリして一気。イマイチ乗り切れないのはゴッホや美術・絵画への思い入れが薄いからだろうか。
読了日:06月13日 著者:藤原 伊織
東京ダモイ 東京ダモイ
読み終わった後に思わず「はぁ……」って息をついちゃう感じ。「抜かずに勝つ」のあの人の最期があまりにも哀しい。シベリアの様子は本当に壮絶だった。
読了日:06月14日 著者:鏑木 蓮
外事警察 外事警察
時間掛かったな…。なんせ登場人物が多くて(ついでに似た名前の人も1組いて)こんがらがっちゃって。けど、自分の仕事に誇りを持ってこつこつ積み上げてく姿はカッコよかった。全ての行動を支持するとは言いがたい部分もあるんだけど。
読了日:06月15日 著者:麻生 幾
父からの手紙 父からの手紙
父親の愛情か……。あの方法は正しかったのかな…。そこに至る事情とか実行に移すまでの父親の気持ちを考えると、「間違いだった」って言ってしまうのも哀しい気もするけど、だからといって正しかったかと聞かれると…。「五十歳まで」に突然グッと来て泣きそうになってしまった。
読了日:06月17日 著者:小杉 健治
銀河に口笛 銀河に口笛
最初から別れが来ることは解って読んでいたのに、おまけに普通の別れとは違うんだろうなとも思っていたのに、やっぱり別れのシーンは泣いちゃいそうになる。ほろ苦どころか結構な苦さだったけど、ウルトラマリン隊のそれぞれへの接し方が優しくて温かくて、子どもらしさもあって好かった。
読了日:06月18日 著者:朱川 湊人
シリウスの道 シリウスの道
何が合わなかったんだろう。相変わらずおじさんたちは素敵だったし、若者たち(戸塚や平野)もカッコよかった。あの人とあの店・ホットドッグの登場には「お!」とも思ったのに。なぜかなかなか気分が乗ってかない。過去の出来事と現在の出来事が自分の中で上手く絡んでいかなかったせいかな…。
読了日:06月21日 著者:藤原 伊織
屈折光 屈折光
テーマは面白そうだと思ったし、父親の病気に関しては少々ゾクッともした。けど、全体的な印象としてはイマイチだったか…。個人的に、メインどころのキャラクターが魅力的であるというのがいかに重要かがよくわかった。
読了日:06月23日 著者:鏑木 蓮
踊る天使 踊る天使
最後まで読みきれば“天使”の意味が理解(というよりは納得、だろうか)できるかと思ったんだけど、ピンとこないまま終わってしまった。あの人たちにとっては、ってことなんだろうとボンヤリとは思うものの、「天使……?」と。
読了日:06月24日 著者:永瀬 隼介
オリーブ オリーブ
短篇集だったんだ。一番は『不在』。夫の死の真相を探るって話は少々引っかかる点も。聞いてしまった陰口のことはすっかりなかったこと、ということ?何かを読みこぼしちゃったんだろうか。
読了日:06月25日 著者:吉永 南央
モノクロームの13手 モノクロームの13手
結局何だったんだ、どうなったんだ!?でもまぁ微妙なオチをつけられるよりは、あの終わり方が良かったのかな。頭の中に盤面を思い浮かべながら読んだ。「生死」のものすごく重いテーマなのにあっさり。何人かの例外を除き聞き分けのいい人たちばっかりで。
読了日:06月26日 著者:柄刀一
永遠の咎 永遠の咎
何だかぐったり……。自分の想像できる枠の外にいる人がたくさんで。「想像できる」の曖昧な境界のすぐ外にいる人からうんと遠くにいる人まで。あの人たちの轡田への心酔っぷりが不思議。
読了日:06月27日 著者:永瀬 隼介
あるキング あるキング
王求が生まれる前(「とりあえず産んでみるか」みたいな感じとか)、周りの人(例えば球団オーナー)は伊坂さんっぽいのかな、と思う。嫌いだとは言わない。けど、これと言って好きだ、面白いとは思わないまま終わっちゃった。
読了日:06月28日 著者:伊坂 幸太郎
最終退行 最終退行
「正義は勝つ」的な結末は予想できるんだけど、それでも一気に読んだ。宝探し云々は個人的には少々読みにくかった。息子は可哀相だな。最後にはもう少し何か(親子でちゃんと向き合うだとか)あるのかと思ったんだけど。
読了日:06月29日 著者:池井戸 潤
赤い森 赤い森
読み始めてすぐに「あら?見覚えあるな」と思ったら、『樹海伝説』だったのか。後の2章のために最初から読んだけど。読んだんだけど……。『樹海伝説』と『黒い森』の記録(感想)も確認してみたんだけど、どうやらこのシリーズとはあまり相性がよろしくないらしい。「面白い」「楽しい」よりも「疲れる」が圧倒的に勝っちゃう。
読了日:06月30日 著者:折原一

読書メーター


もう今年も半分が終わったのか…。

なんだか6月は早かったな。


3日に読んだ『家族の勝手でしょ』は

読書メーターには登録したけど、

ここでは書かなかったんだっけ。


随分久しく5つ星をつけてない気がしてきた。

たまたまめぐり合わないだけか、

それとも心が荒んでる(かさついてる?)のか。