『銀行総務特命』 池井戸潤 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

銀行総務特命/池井戸 潤
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エリートたちの醜聞を、密かに隠蔽せよ!
巨大銀行で次々と起こる不祥事・スキャンダル処理の
特命担当調査役・指宿修平。
特殊な「捜査権」を与えられた男の孤独な闘いを描いた
銀行ミステリーの傑作!


週間現代連載中よりビジネスマンの強い支持を受け、
いよいよ刊行!


極秘「企業選別リスト」の売買事件、
美人女子行員「AV出演」で明るみに出た銀行員の淫靡な欲望、
ストーカー事件の陰に隠された陰謀、
人事vs.総務の熾烈な暗闇、
破綻銀行のペイオフ発動に仕掛けられた罠……
見かけは端正で完璧なエリート集団が引き起こす
生々しい不祥事に、総務部特命が挑む!
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆

3つ寄りの4つ。

指宿という男の孤独な闘い、
ってつもりで読んでたら最後の話で戸惑った。

指宿個人に関して言えば中途半端に放り出されたような。

最後の話は指宿の話じゃなかった…。
この話もなかなか好きだったけど。

爽やかな好青年を装ってるあいつ、絶対に何か企んでるよな
なんて疑いながら読んだけど、想像以上に酷い奴だった。
ちょっとネタバレ気味か。


でもこれも感想書くのに困っちゃうんだよな。


短期間に同じ作家さんの作品を立て続けに読むせいか、
しかも池井戸さんのは特に
“銀行の裏側という共通点のあるものが多いってこともあって
今までに読んだものと印象が似通っちゃって。


今回は誘拐なんて派手な事件が起こったりもするんだけど
「ここ!」って特別印象深いことがなくて…。