- 一応の推定/広川 純
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第13回 松本清張賞受賞
選考委員会全会一致!
(選考委員 浅田次郎、伊集院静、大沢在昌、
宮部みゆき、夢枕獏)
轢死した老人は事故死だったのか、
それとも愛しい孫娘のために自殺したのか。
ベテラン保険調査員・村越の執念の調査行が、
二転三転の末にたどり着いた真実とは?
まさに松本清張を彷彿とさせる傑作ミステリー!
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
これもどなたかがブログで紹介されていて
気になった1冊。
なるべくゆっくり読もうと努力はしてみたけど、
やっぱり10日まではもたなかったか…。
読み始めてしばらくはなかなか気分が乗らず。
「~た。~た。~た。」って、
短い文がいくつも続くのがなんとなく読みにくくて。
だけど、気づいたらそれはあまり気にならなくなってた。
ゆっくり読もうと思ってるのに早いこと。
全編通してずっと、一人の老人の死について
ベテラン調査員が事故か自殺かを探るという話なので
派手な展開なんかはないし静かな話なんだけど
さほど「驚いた!」って結末ではないんだけど
それでも面白かったし、好きな雰囲気。
読んでる間は面白いし、読後感が悪いわけでもないんだけど
後々ちょっとズシッと来るかもしれない。
「孫娘」の件が。
孫娘の為にと必死な老人とその妻、娘の姿が。