『ウィズ・ユー 若槻調査事務所の事件ファイル』 保科昌彦 | 鈴と空のブログ

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あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

ウィズ・ユー (若槻調査事務所の事件ファイル) (ミステリ・フロンティア)/保科 昌彦
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閑古鳥が鳴く調査事務所に、ようやく訪れた一人の依頼人。
何と、攫われた娘を取り返してほしい、と言う。
なぜ警察ではなく調査事務所に?!
よくよく聞いてみると、
誘拐事件はオンラインゲーム<ウィズ・ユー>の
仮想空間内で起きたものだった。
背に腹はかえられず、依頼を引き受けた調査員の高原は、
ゲーム内の身代金の受け渡し場所を見張るが―――。
その後、今回の事件は十五年前に起こった、
実際の誘拐事件を忠実に模倣していることに気づく高原だが。

著者が初めて描く、ポップな私立探偵ミステリ。
若槻調査事務所の事件ファイルシリーズ開幕!
――――― 表紙袖より


個人的評価 : ★★★☆☆


仮想空間内で起きた事件って設定はいいんだけど、
仮想空間内の娘(つまりはデータ)に百万も払うだろうか。
なんて思ってしまった私は薄情なんだろうか。


まぁ、払ってくれなければ話が始まらないんだから
仕方ないんだろうけど。


最初からしばらく、今が現実世界なのか仮想空間なのか
ちょっと混乱してしまったことも数回。
後々、その曖昧さもどうやらわざとなのか、とも思ったけど。


あんな仮想空間、実現可能なんだろうか。
面倒そうなので私は多分やらないけど。


盗撮事件の方はちょっと中途半端だったような。
誘拐事件のヒントになったとはいえ、何だか微妙な存在感。