『仇敵』 池井戸潤 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

仇敵 (講談社文庫)/池井戸 潤
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巨大銀行の腐肉を抉る!
いわれなき罪を背負い、大手都市銀行管理職の地位を追われ、
地方銀行の庶務行員となった男。
亡き友と己のプライドにかけて、男は復讐を誓う―――。
メガバンクの内幕と、地方銀行の実情を描ききる
銀行ミステリーの傑作!


地方銀行庶務行員の事件ファイル
大手都市銀行の次長職から
地方銀行の庶務行員となった恋窪商太郎。
駐車場の整理とフロア案内の傍ら、
融資に悩む後輩社員へアドバイスする……
そんな日々に、以前より「人間らしさ」を取り戻した恋窪だったが――。
「正義」を求めたばかりに組織を弾き出された男が、
大銀行の闇に再び立ち向かう!
――――― 2003年版 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆


初・池井戸さんだった『果つる底なき』よりは
随分柔らかいかな、という印象。


人が(それもいとも簡単に)殺されるし、暴力もあるし
相変わらず銀行用語は馴染みなくて小難しいんだけど、
比べるとグンと読みやすい。


ただ、やっぱりまだ面白味をしっかり感じられるほど
入っていけないというのが正直なところ。


「巨大銀行の腐肉を抉る!」というのもちょっと。
確かに規模の大きな話ではあるし
そのために人が殺されたり襲われたりもするんだけど
なんかイマイチピンと来ない。