『深夜の見舞客』 赤川次郎 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

深夜の見舞客―当節怪談事情 (文芸ポストNOVELS)/赤川 次郎
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第一話 近道
団地と最寄駅を結ぶ、ふだんは通らない近道に
足を踏み入れた妙子が目にしたものは―――。


第二話 宙吊り
トラブルで宙吊り状態のロープウェイ。
密室での事故が、さらなる悲劇を呼ぶ。


第三話 深夜の見舞客
新入社員の真衣は、社長の入院にひとり付き添うことに。
深夜の病院を訪れたのは…。


第四話 幽霊の椅子
ベテラン社員の久仁子は停年退職後もなぜか
出社を続ける。次第に社内は息苦しさに包まれる。


第五話 涙の味わい
映画監督の武藤に新作の監督依頼が舞い込む。
主役に無名の女優を据えることが依頼の条件だった。
――――― 裏表紙より


個人的評価 : ★★★☆☆


幽霊だとか正体不明の不気味なものだとかが
どの話にも出てきはするものの、
身の毛もよだつような恐怖だとか衝撃の展開だとか
そういう派手な感じではない。


恐怖・衝撃というよりは“哀”の印象だろうか。
それでも全体的にあっさり読んだ、という感じ。


一番好みだったのは『幽霊の椅子』かな。
で、一番ゾクッとしたのは『深夜の見舞客』。