- ゲスト (角川ホラー文庫)/保科 昌彦
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相川尚史はゲームソフトのシナリオライター。
最近、相川の身の回りでは原因不明の暴力事件が
相次いで発生している。
何が人々を暴力に駆り立てるのか、
なぜ自分の周りでだけ暴力の連鎖が起きるのか。
調査をはじめた相川は、事件の関係者は誰もが
奇妙な「卵の夢」を見ていることを突き止めるのだが―――。
日本ホラー小説大賞出身の実力派作家がおくる、
傑作ホラーサスペンス!
――――― 裏表紙より
個人的評価 : ★★★☆☆
もったいない!という感じだろうか。
暴力と悪意の連鎖という設定は面白いと思った。
「思ったんだけど……」って感じ。
話の展開だとか登場人物の使い方とかも、「卵の夢」も、
イマイチピンとこない。
破壊衝動を何が生み出してるのか、
それがどんな風に周りの人に伝染していくのか、
その連鎖をどういう風に終わらせるのか、
気にはなったので最後まで読みはしたけど、
正直なところあまり気分が乗らないまま終わっちゃった。
“傑作ホラーサスペンス”というわりには
ハラハラもドキドキも恐怖もそんなに印象に残らないような…。