『ミハスの落日』 貫井徳郎 | 鈴と空のブログ

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あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

ミハスの落日/貫井 徳郎
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今も胸に残る、強い想い
心の底に潜む、深い闇

そして待ち受ける、驚愕のどんでん返し
世界を舞台に描く、最新作品集


ミハスの落日
 一面識もない財界実力者からの呼び出しは、
 三〇年の時を超え、
 信じ難い密室殺人の真相を浮かび上がらせた。


ストックホルムの埋み火
 憧れていた女性に裏切られ、
 殺意を抱いて侵入した彼女の部屋。
 そこには、絶命した体が横たわっているだけだった。


サンフランシスコの深い闇
 何の変哲もない事故に見えた。
 だが、彼女が夫の死で保険金を貰うのは、
 これで三度目らしい。


ジャカルタの黎明
 三ヶ月前から始まった娼婦連続殺人事件。
 「切り裂きジャック」と呼ばれる犯人は、
 なぜ娼婦ばかりを狙うのか?


カイロの残照
 女性の一人旅はさほど珍しくはないが、
 彼女はどことなく雰囲気が違っていた。
 聞けば、失踪した夫を捜しに来たのだという。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆

限りなく3つに近い星4つ。


一番美しいのは表題作だろうな。

5作を好きな順に並べたとしたら4番目か5番目で悩むあたりだけど。


ただこれを密室トリックものだと思っては読まない方がいい。
あとがきでご本人も書かれてるけど。


好きなのは「ジャカルタ」か「カイロ」かな。
「カイロ」は大まかなところは簡単に想像できちゃうから
驚き自体はそんなに大きなものじゃないんだけど。