エルメスの時計の受注会なるものに参加したので、どのようなものであったのか少しご紹介したい。

 

このイベントは初めての参加となるが、いつものエルメスからは 1 組 (私たち) のみの参加であった。

 

大きな店舗だと複数組の参加が可能かもしれないし、特別枠もあるのかもしれないが、そのあたりの仕組みはよくわからない。

 

また、このイベントは毎年開催されているというわけでもないらしい。

 

 

会場は銀座メゾンの 5F であった。5F は初めてである。

 

いつものエルメスからは担当、時計担当、そして店長の 3 名が来ており、実際のアテンドはこのイベントの店員が行ってくれた。

 

エルメスの新作時計が発表されるとネットに記事が出てくるが、実際に店舗で目にすることがないことが多い。

 

5F にそのような時計を集めたスペースがあり、説明を受けながら一通り見て回ってから気になる時計を半個室で見せてもらうシステムであった。

 

 

 

では、いくつか気になった時計を挙げてみたい。

 

まずウォッチズ&ワンダーズ 2024 で公開された《アルソー》 デュック アトレの実機が展示されていたことに大変驚いた。

 

アテンドしてくれた店員もムービーでしか見たことがなく、今回初めて実際に動いているところを見たと言っていた。

 

この時計は 3 軸トゥールビヨンとミニッツリピーターを搭載しており、キャリッジがゆっくりと回る様子はとてもかっこよく、また馬の形をしたハンマーが叩く音色も聞くことができる。

 

なお、値段は 6000 万オーバーであり、抽選販売らしい。

私は抽選に申し込んでいないが、前日にジャンボ宝くじの 1 等に当選していたら絶対に申し込んでいた。

 

 

次に、これもウォッチズ&ワンダーズ 2024 で公開された《アルソー》コーラス・ステラルムの実機が展示されていた。

 

コーラス・ステラルムと言えば、ご存じ野村大輔氏がデザインした骸骨の馬である。

 

文字盤の上に骸骨の馬があしらわれているのだが、ボタンを押すとその骸骨の馬が動くというギミックが搭載されている。

 

こちらも抽選販売とのことであるが、もちろん私は抽選に申し込んではいない。

 

 

そして、全身バケットダイヤの H ウォッチである。

 

おそらく麻布台ヒルズ店のオープン日に見た H ウォッチと同じものだと思われるが、今回はパートナーが実際に試着してみた。

 

 

ダイヤの輝きが溢れすぎて時計の針が見えないのであるが、電池が切れて時計の針が止まっていてもばれないというメリットと考えることもできる。

値段は 8000 万オーバー。

 

 

さて、今回の時計の受注会であるが、いつものエルメスから参加の打診があったときに、「こういうのって何か買わないといけないんですよね?」と聞いたのであるが、「はい」に限りなく近い「Yes」 という感じの反応であったので、最初はお断りするつもりであった。

 

しかし、どのような時計があるのか聞いてみたところ、以前から狙っていたピンクゴールドのケリーウォッチ (安い方) が購入できると聞き、参加することにしたのである。

 

そして、この会場で初めてピンクゴールドのケリーウォッチとご対面し、購入することにした次第であるが、逆に言えばこういう受注会でしか購入できないということなんだなと悟った次第である。

 

受注ということなので実際に手元に来るのはまだ先であり、いつになるかわからないが、まぁ忘れた頃にやってくるのであろう。

 

入手できたら、あらためて記事にする予定である。

 

なお、今後値上げがあっても支払い金額に変更はないとのことであったので、少し安心である。

 

今後値上げがあった時の参考のために現時点の定価をお伝えすると、税抜きで 5,870,000 円、税込みで 6,457,000 円であった。

 

 

最後にもう一つ。

実機も写真もなく、スケッチしかないケリーウォッチがあった。

通常のケリーウォッチの倍ぐらいの幅があり、またデザインも通常のケリーウォッチとは異なっており、幻とも言えそうなケリーウォッチであったが、スケッチだけ見て購入する人っているのだろうか。