実はパートナーへの誕生日 (6 月) プレゼントとして、あるピンクのアイテムを入手できないか、担当に今年の 4 月に相談していたのである。
しかし日本にはなく、担当に入荷がないかときどきチェックしてもらうようにお願いをしていた。いわゆる、担当によるエルメスジャポン内のエルパトである。
月日は流れ、パートナーの誕生日が過ぎても、アレは入荷がなかった。
7 月に担当が変わってもアレについては引き継いでもらっていた。
また、8 月の台湾エルパトで色違い (イエロー) のアレを見つけたのであるが妥協はせずに購入はしなかった。
さらに月日は流れ、先日一人でケリーを購入しにいつものエルメスに行って、何気なくエルメスタブレットを見ていたところ、ピンクのアレを見つけたのである。
アレは西日本の店舗にいくつか入荷していたらしく取り寄せてもらい、パートナーと一緒に受け取りに行ったのである。
もちろんアレのことはパートナーは知らないわけであるが、そのアレと言うのがローズメキシコのジュエリーボックス フール・トゥ 《アマルテ》である。
我が家では、エルメスのマフラーが入っていたオレンジボックスに仕切りとして別の小さなオレンジボックスを入れて、それをジュエリーボックスとして使用しているのである。
正直そのオレンジボックスで特に困ることはないのであるが、ちゃんとしたジュエリーボックスが必要かなーと思ったのが発端である。
結局、最初に担当に相談してから 8 ヶ月以上が経過してしまい、誕生日とは全く関係ない日になってしまったが、パートナーへのサプライズとしては大成功であった。
サプライズとは、決して偶然に発生するものではなく、サプライズを起こそうとしている者の明確、かつ確固たる意志がそこにはあり、またサプライズに協力してくれる人たちがいて初めて具現化する非日常の稀有な事象なのである。
そういえばハリー・ウィンストンで新しいネックレスを買っており、これもピンクであった。
皆様、よいお年を。