(8/6 追記) 最初の投稿内容に私の確認不足による間違いがあったので、打ち消し線で削除しています ショボーン

 

エルメスブログを始めてからエルメス用語をよく目にするようになった。

 

"エルパト" は、直感的に何の略で何を意味するのかすぐに分かったのだが、"カシシル" には本当に参った ショボーン

 

"カシシル" が "カシミアシルク" を意味すると分かるまでかなりの時間を要した。

まさか素材の略だとは思わなかった。

 

しかし、そもそも "カシシル" とはどのような商品を指すのであろうか。

なぜ素材名が商品を表すのであろうか。

 

 

ということで、自分なりに調査、考察してみた。

 

どうでもよいようなことを知ったかぶりして徒然と書いているので、お時間のない方はこれ以降は読まずに、他のエルメスブログを読むなどして時間を有効に使っていただきたい。

 

 

一番正確な情報源は、エルメスのホームページだろう。

 

同じ "カシシル" を日本語、フランス語、英語のエルメスのホームページで確認してみた。

 

  日本語

 

  フランス語

 

  英語

 

商品の分類としては "カレジェアン" (日本語) であり、"Chàle 140" (フランス語) であり、"Shawl 140" (英語) である。

 

ちなみに、"Chàle"、"Shawl" は "ショール" であるが、日本語の商品には実は "ショール" と付くものはなく、また逆にフランス語の商品にはカシミアシルク素材の "カレ ジェアン"、つまり "Carré Géant" と付くものはない。

 

 

さて、"カレ ジェアン" の "ジェアン" はフランス語の "Géant" であり、大きなものを意味する。

つまり、"カレ ジェアン" とは "大きなカレ" ということになるが、"カレ 140" としてくれた方が分かりやすい気がする。

 

また、"トライアングル ジェアン" の "ジェアン" も同じ意味である。

これも素材が "カシミア 70%、シルク 30%" なので、"カシシル" ということでよいのであろうか。

 

では、素材が "カシミア 85%、シルク 15%" のカレ 110 とロザンジュ (仏語で "ひし形") をエルメスのホームページで見つけたのだが、これも "カシシル" でよいのだろうか。

 

 

エルメスブログやネット上の情報を確認する限り、"カシシル" が単独で使われる場合は、"カレ ジェアン" を指していることがほとんどであるように思える。

 

(8/6 訂正) これは、私が確認する限り、現時点でエルメスのホームページにはカシミアシルク素材以外の "カレ ジェアン" がないことが理由なのかもしれない。

 

(8/6 訂正) しかし逆に言えば、"カレ ジェアン" は必然的にすべて "カシシル" なので、"カシシル" ではなく "カレ ジェアン" と呼んでもよい気もする。

 

 

ここでふと疑問が、、、

もし、シルク 100%、またはカシミア 100% の "カレ ジェアン" が発売されたら、どのように呼ばれるのだろう? キョロキョロ

 

と思ってパートナーに聞いてみたら、シルク 100% の "カレ ジェアン" を持っているらしい びっくり

 

#しわしわなのはお許しいただきたい

 

いつ購入したのかは覚えていないらしいが、サイズは 140 だったので、カレ 140、つまり "カレ ジェアン" で間違いないだろう。

 

どうやら何年か前までは シルク 100% の "カレ ジェアン" があったようなのだ。

 

"カシシル" のように、この シルク 100% の "カレ ジェアン" には何か愛称的な something が付いているのであろうか キョロキョロ

 

 

ということで、またしても勝手に考えてみた ウインク

 

  候補 1: シルシル

"カシシル" と同様に素材を全面的に推していきたいのだがあいにくとシルクしかないので、シルクを重ねてみた。

何となく音の響きがかわいいが、そのかわいさとは裏腹に意味を類推する難易度が格段に上がってしまう。

 

  候補 2: シルカレ

シルクのカレ、ということなのだが、小さめのカレも該当してしまうのでこれはダメだ。範囲が広すぎる

 

  候補 3: シルジェアン

お、これはなかなか良さげではないだろうか。

シルクであることが伝わるし、"カレ ジェアン" であることも伝わるし、何よりフランス語っぽくてカッコいい。

 

 

最後に、そもそもなぜ "カシシル" と呼ばれるようになったのか?についての私の推理を披露させていただきたい。

 

まず、"カレ ジェアン" をエルメスの店員さんが "カシミア" とか "カシミアシルク" など素材名で呼んでいる事実があるようだ。

 

これは、以前にあったシルク 100% の "カレ ジェアン" と区別するために素材名で呼ぶようになった可能性が考えられる。

もしかすると、カシミアシルクとシルク 100% の "カレ ジェアン" が併売されていた時期があったのかもしれない。

 

そして、(8/6 訂正) カシミアシルク素材しかない現在においても、エルメスの店員さんが "カレ ジェアン" を素材名で呼ぶ習慣が残り、それが "カシシル" として HERMÈS LOVERS に広まっていったのではないだろうか。

 

 

エルメス検定 (あるのか?) の小論文の問題として出てきそうな気がする。

 

 

*すべて OSSAN 個人の意見です

 

 

(8/7 追加) 訂正に関しては以下の投稿をご確認ください。