メキシコシティ見学
メトロポリタン大聖堂
16世紀アステカ帝国を滅亡に追い込んだスペインのエルナン・コルテスの命によって建てられた巨大建造物。かつてアステカ帝国の首都だったテノチティトランは、徹底的に破壊され、その跡地に中央広場、宮殿などが建設されます。その建設された建物の一つが大聖堂でした。
1525年に建設が始まったメトロポリタン大聖堂は、当初は木造に草葺き屋根の質素な造りでした。しかし、新大陸の中心に相応しい大聖堂をという声が次第に高まり、1563年に古い建物を壊し、新たな大聖堂の建設が始まりました。
スペインから著名な建築家が何人も招聘され建設されたメキシコシティ・メトロポリタン大聖堂は、完成までに250年を要し、ゴシック、ルネサンス、バロック、新古典主義などの様式が混在するカテドラルとなりました。
カテドラルに隣接してるのがテンプロマヨール
1978年、メキシコシティ中心部にあるカテドラル(大聖堂)北東部で行われていた電気工事中に、直径3.25mの一枚岩の円盤が発見されました。円盤の発見は、かつて、ここにアステカ帝国の大神殿テンプロ・マヨールがあったことを示す世紀の大発見でした。かつて、大神殿の周辺には、ピラミッド神殿や祭壇などがある大神域で、その中心となったのがテンプロ・マヨールでした。
サントドミンゴ教会(外観のみ見学)
メキシコシティーからアメリカまで続いているティエラ・アデントロ「王の道」のスタート地点として世界遺産に登録されている
カトリック教会3大奇跡のひとつ 聖母マリアの出現
グアダルーペ寺院
ある時、ディエゴという男性の前に褐色の肌に黒い髪の少女が表れて「私は聖母マリアです。
この場所に教会が建てられるよう望んでいるので、あなたは司教にここで起きたことや私の願いを伝えてください」 と言われたので、驚いたディエゴはメキシコ・シティの司教に会って、その話を一生懸命伝えましたが、当然、司教は信じてくれません。司教がそういうことなら、何かそういった証拠が必要だろう」 と言うのに対して 「明日の朝、その証拠を得られるでしょう」という答えをもらいました。ところが、ディエゴが家に帰ると叔父が病気に倒れていました。ディエゴは、叔父の臨終に備えて僧侶を呼びに行くことにしました。しかし聖母は彼の行く手に待っていて、こう言ったのです。「あなたの叔父さんなら大丈夫です。丘に戻ってそこに咲いている花を摘んで行って、司教に見せなさい」
12月の寒い時期に、花なんて咲いているばずがないと、疑いながらも、ディエゴは言われた通り丘を訪れました。するとそこには、聖母の言う通りバラの花が咲いていたのです。ディエゴはそれを摘んで自分のマントに包み、司教の目の前でマントを開きました。すると、マントの表面には、ディエゴが見たとおりの聖母の姿が描かれていたのです。
そのマントが納められた教会
(旧聖堂は地盤沈下の為 1976年に、旧聖堂の右側に近代的な新しい聖堂が建設 )
ミサ真っ最中
正面に飾ってあるのが「奇跡のマント」
祭壇の場所が半地下になってて、いつでも見れるように設計されています.
奇跡のマント