カルロス・アコスタ、アメリカで映画デビュー | MARYSOL のキューバ映画修行

MARYSOL のキューバ映画修行

【キューバ映画】というジグソーパズルを完成させるための1ピースになれれば…そんな思いで綴ります。
★「アキラの恋人」上映希望の方、メッセージください。

先日、『ニューヨーク、アイラブユー』を見てきました。
公式サイト(日本語):http://www.ny-love.jp/

どんな映画かというと(以下、Wikipediaから引用)
『ニューヨーク、アイラブユー』(New York, I Love You)は、2009年の
フランス・アメリカ合作映画。ニューヨークを舞台に「愛」をテーマにした作品。複数の監督が短編映画を製作したが、オムニバス映画ではない。前作にパリを舞台にした『パリ、ジュテーム』(2006年)がある。




『パリ、ジュテーム』は未見ですが、私はこういうオムニバス映画(と呼んではいけないらしいが)好きです。
タクシーのシーンで始まるところも、10年くらい昔に一度だけ訪れたニューヨークの思い出<街角で、意気揚々とタクシーを止めたら、数メートル先から猛然とダッシュしてきたキャリアウーマン風の女性に「アタシが先よ」と一喝され、シュン…ニューヨークって、タクシーに乗るのも熾烈な競争><運転手さんに「MOMAまでお願い」と施設名を言ってもダメで、きちんと「xx通り○丁目○番地」と住所を伝えないと通じなかったこと。移民してきた運転手さんは、MOMAなんて知らなくて当然かも>とだぶり、あたかも自分もタクシーに乗り込んで、NYの街角見物に出かける気分。

で、思いがけない人に出会ったんです。
N.Y.の公園のシーン― チャーミングな黒人青年が、白人の幼女とお散歩しています―「この男性、キューバ人かな?」なんて冗談半分に思って見始めたのですが、そのうち「どこかで見た気がする」… この短編、躍動感に富んだ、彼の素晴らしい肉体の美しさが目に刻まれて終わるのですが、誰だか思い出したのは、映画館を出た後、雪の残る歩道を歩いている時でした。
カルロス・アコスタだ!!」

私が彼の名を初めて耳にしたのは、確か2006年のハバナ映画祭(新ラテンアメリカ国際映画祭)のオープニングの日。
常宿のセニョーラが、「キューバイチのバレーダンサーのパフォーマンスがあるのよ!」と興奮して教えてくれたからです。
残念ながら、そのときのパフォーマンスでは、彼の素晴らしさが分からなかったのですが、このトレーラーを見てください。
Tocororo 


映画の中のアコスタは、チャーミングな“ニューヨーカー”と化していたけれど、クバーノの原型も捨てがたい。
インタビュー@キューバ


公式サイトもあります。
http://www.carlosacosta.com/