中国の武帝が周興嗣に命じて作らせた、
「千字文」。文字習得のための教材だ。
この、7月に2作目が出来たばかりだ。
8月3日。姪に会いに仙台に行った。
雑談に花が咲いた。3時間も。
話は、昔の事が多い。
僕の趣味の事。
書では、「千字文」も。
別れを告げて。帰路に。
帰りの新幹線、指定席に座り、発車。
頭に「千字文」が浮かんだ。
毎日書道展に、佳作入賞でビックリ
した事。2作品目として、来年の県展を
選んだ事。
日展は、考えていなかったこと。
そうだ。
日展に「千字文」を出す事にした。
翌日、早速、作品寸法を調べた。
AからEまで5種類。
前の2作品でも、やったが。
千の字を用紙に配分する検討が必要。
「千字文」は250の4字句からなる漢詩だ。
字の重複は一度も無い組み合わせで
出来ている。
日展では、縦の字数を、4の倍数で
書く事にした。
金色の線引きも、横は4つずつ。
各、用紙毎の検討事項。
用紙の上下左右の縁は、5ー10cm。
用紙は、横でなく、縦にする。
1字の縦横の比率を決める。
横の字数を20ー30の間で仮決め。
1000字+落款で縦の字数を求める。
縦の字数は、4の倍数に。
A~Eまで検討した結果。Aを選んだ。
額装寸法は。横61cm.縦242cm。
ロールの大型の用紙から、切り取る。
10Bの鉛筆で。枠取りした。
上下の縁長、10cm
左右の縁長、5.3cm
字の寸法、縦3.9cm、横2.6cm
左下の落款。字8個分
前に経験した2回の作品を参考にして
自己流な個性を加えて、
納得した仕上げを目指して、
ゆっくり、元気出して。
来年の日展を目指して。