書道を初めて12年。
書が出来る度に、書の一端に印を捺す。
作品の指示する用紙の大きさは、各展示場
毎に異なる。
書を仕上げて、終わりに雅号を書いて
その下に印を押す。
印の大きさ。文字は、作品を見て
内容に合うものを選ぶ。
印は、石材の面に文字を刻した白文と
文字が朱になる朱文とがある。
印肉は、中国西冷印社のを使用。
印矩は、印を押す時位置を定める。
作品を見て、左下の雅号の下に捺す。朱色。
作品を引き立てる。装飾して、出来映えが。
良くなる。
博多湾沖の志賀島で発見された「金印」の
コピーを手に入れた。
早速真似して作った。「漢委奴国王」
他にも、書の作品に向いた印の例を真似て
20個程作った。
作品の落款に不自由は無い。
仕事は、5年前。
道具は、印を押さえる木製の枠。
小型のドライバー数本。
石材面に、裏返しの字をぺンで描き、
ドライバーで。細かい作業。
二人の嫁さん。孫3人にプレゼントした。
書道の作品には、雅号の下に印を押すことで
作品の引き立て役には欠かせない。
書道の必需品である。