桐生の織物参考館を見学した。

入り口看板に「紫」の字があった。

案内人に聞くと、読み方は(ゆかり)

だと言う。調べた。

「ゆかり」は「シソ」(紫蘇)のこと。

 

食中毒の人が、紫蘇を食べて、

蘇(よみがえ)ったと言う、中国の伝え。

 

古今和歌集で「縁あるもの」

「ゆかりのあるもの」として

紫草(むらさき)が、詠まれた。

「ご縁」を大切にーーから

「ゆかり」と命名した。

 

 

参考館内の土産店で、10cm角の

コースター2枚とハンカチ1枚を求めた。

紺色の裏打ちが手作りで、大活躍だ。

 

桐生の工場は、ノコギリ屋根だ。

機織り機械が大きく、ノコギリ歯

北面に、大きな採光窓があり

糸繰りの作業、機織り機を隅々まで

確認する、明かり取りだ。

又。ノコギリの形が、機械の音を

乱反射して、騒音を抑える。

 

明治10年頃から、使われて。

桐生に、200も工場があり、日本一だ。