14年も前のこと。いつかイタリアの
古代建築物を見たいと思っていた。
家内は、飛行機には乗らない人で、
僕だけで、一人で行けばOkと言う。
旅行会社のツアーに、一人で参加した。
ローマ帝政期の円形闘技場。
猛獣と剣闘士、剣闘士の殺し合い等が
行われた処だ。
コロッセオの巨大さに驚く。
壁が欠けているのは、教会の建築資材に
使ったとか。高い壁は、地震で倒れずに。
地震対策で、壁面に無数の穴がある。
壁どうしの連絡鋼材の取付穴だ。
壁画の大理石の繋ぎ目を見ると。
砂と石灰岩を材料にしたと思われる
モルタルだった。手の指で、掻き出せ
ない硬さだった。
映画「ローマの休日」で有名になった
「真実の口」。
世界遺産の サンタ-マリア-イン
コスメデイ教会の、入口に近い場所に。
手を口に入れると、偽りの心がある物は
手を抜く時に、その手首を切り落とされる。
噛み切られる。手が抜けなくなると言う。
大理石で出来た、彫刻で、古代ローマの
水道設備の蓋だったと言う。
トイレは、BARで水等の買物をして
借りるか、有料の公衆トイレだ。
入口には、お金の集め役が居る。
ローマのツアー最後の夜は、
「カンツオーネ」。
アコーディオン奏者と2人の女性歌手
日本の曲も、イタリアの歌も。
当時流行の(わたしのお墓の前でーー)も
奏者は、プロ。
イタリアの一人旅も終わった。
楽しいひとときだった。