彼の怒りに怯えながら、わたしは翌日会社に出社し、上司1人から離婚届へのサインを取り付けました。
ちなみに離婚届は2枚用意し、2枚ともに彼と私が記入、上司にも記入してもらいました。
この時点で、彼の母親からのサイン欄以外は全て埋まっている状態だったので、私は念の為、離婚届をプリンタでスキャンしました。
何かあった時のための証拠とする為です。
それから、彼が母親のサインを取り付けるために離婚届を郵送する予定だったので、郵送をトラッキングできるよう、レターパックを返送用と発送用と2つ購入しました。
これらを握りしめて、恐る恐る家に帰宅。
彼は部屋に篭っていたので、手を洗ってから離婚届とレターパックを渡しに行こうと机の上に置きました。
驚くべきことに、彼は私が洗面台にいたわずか数分の間に、離婚届2枚を勝手に持って行っていました。。
私が机を再度見た時にはなくなっていたのです。
怯えながら彼の部屋をノックして入り、彼にこう伝えました。
👩 前にも話した通り、サインを出来るだけ早く取り付けて欲しい。
出張予定があるからパスポートの名義変更を早くしたいし、家を借りるにも身分証明書の姓を変えなければいけないから。
👨 相変わらず自分勝手だね。君の都合を押し付けないで。
俺に指示しないでほしい。
残念ながら彼の理解を得られませんでした。
そしてレターパックが置き去りにされていたので、トラッキングをすることもできなくなりました。
彼の実家までの配送には、片道長くても2日で到着すると思われます。
しかし驚くべきことに、1週間以上経っても離婚届は戻ってきませんでした。
痺れを切らした私は、彼に状況を確認しましたが、君には関係ない。指示しないで。の一点張りで、状況は読めませんでした。
届が私の手元に届いたのは10日後のことでした。
私の職場の人は私の状況を全て知っていて、味方をしてくれていたので、届が届くなりお休みをいただき、役所に向かいました。
そのとき、恥じらいの感情はなく、やっとピリオドを打てる、そんな気持ちでした。
提出した後、涙が溢れました。
達成感の涙なのか、辛さの涙なのか、よく覚えていません。
離婚届を出すまでの出来事は以上になります。
この後、色々なことで揉めにもめ、4ヶ月間は彼とやりとりを継続することになります。
離婚に至るまでの間、側で支えてくれた家族、友人、職場の方々には心から感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさん心配と迷惑をかけたので、これから色々な形で恩返ししていきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!