一番ベタな質問で、私も何度か訊かれてるんですけども、毎回返答に困るんですよね。
たぶん、多くの三国志クラスタは「横山三国志!」とか「吉川三国志!」とか「コーエー三國志!」とか「三國無双!」とか一言で答えられると思うのですが。
私は比較的熱しにくいほうなので、煙草の不始末みたいにじわじわハマっていって気付けば大火事になっていたタイプなんです(笑)
事の発端は高校二年生の時。何年前かは忘れた。
世界史の熱血先生に、テストの10点分で感想書かせるから読めと言われた司馬遼太郎『項羽と劉邦』が初めて中国史に触れたきっかけでした。
バカヤンキーバンギャルビッチだった私は最初は、難しそー読めなさそーと思ってたんですが、読み始めたら凄絶な世界観が斬新で引き込まれちゃって。
そこから中国史が好きになって、高校三年生の世界史受験クラスの授業で初めて「三国志」という単語を耳にしました。
と言っても授業で扱うのなんて黄巾とか赤壁とか、魏呉蜀のそれぞれの都が洛陽、建業、成都でしたーってくらいで終わり、「この辺は好きな人は好きだと思います」と簡単にまとめられてました。
ふーん、突き詰めれば面白いのか。とちょっと思ったくらいで、一年の月日が経ちます。
大学一年の冬、DVD観たいって言って戴いたっきりのPS2で何かゲームでもしてみんとし、ブッ●オフの100円ワゴンを覗く。
これがまた運命の出会いでした。
三國無双2を見つけて、先生の言葉を思い出したんですよ。
パッケージ裏の絵も煌びやかで何か良いなってなり、そもそもゲーム自体10年ぶりくらいにやりました。
最初に使ったのは周瑜。授業の赤壁の戦いのとこで名前だけ覚えてたのとイケメンだったから(笑)
ただ私、未だにそうですがアクションが破滅的に下手。
3ステージ目くらいで詰んだんですよね(…)
で、何処に転んだかと言うとコーエーから出てるラノベ風の周瑜伝(笑)
それから、吉川三国志、北方三国志と続き、吉川曹操が素敵すぎて気付けば魏民に。
ちなみに詰んだ無双2は、張コウでプレイしたらクリアできました。何故か。
曹丕が好きになったのはだいぶ後です。大学三年くらい。
こんなだから、どこで区切って「三国志好きになった」と言うべきか分からんのです。
便宜上、無双からって言うことも多いのですが。
ちなみに、最近になって発掘された高校時代の問題集に「曹丕 九品官人法」とメモ書きを発見した時は何か変な声出ましたw

何て乙女ちっくなタイトル(笑)

今回更新分の『曹植系男子』で取り上げられていてすっごく萌えたので、よし書こう!!と思ったまま数日過ぎてしまいました。

漢詩記事は大変なのよ、毎回1時間以上かかってるのよ?(笑)

今回も、訳は『曹植系男子』に美しいのが載ってるので見てね☆と投げようと思ったのですが、それではあんまりなので毎度の意訳私訳をつけました。。

今にぴったりな恋する季節の詩です。



感婚賦 曹子建


陽氣動兮淑清、百卉鬱兮含英。
春風起兮蕭絛、蟄虫出兮悲鳴。
顧有懐兮妖嬈、用掻首兮屏営。
登清臺以蕩志、伏高軒而遊情。
悲良媒之不顧、懼歡媾之不成。
慨仰首而太息、風飄飄以動纓。


おくゆかしく春の陽気が訪れると、数多の草木が芽生えては蕾をつける。

春風が騒がしくなって、虫たちも産声を上げ出す。

私は麗しいあの人を想っては心を騒がせ、頭を掻いては行ったり来たり。

静かな楼台に登り、想いを揺蕩わせ、高閣の欄干にもたれて気持ちを巡らせる。

良い仲人がいないことを顧みては悲しみ、この恋が叶わないことを憂えている。

嘆き、空を仰いでは溜息をついていると、風がひらひらと冠の紐を揺らしていく。



片想いの詩ですね。

『曹植系~』の相手が甄氏という解釈は斬新でしたが、「悲良媒之不顧」とあるので確かに人妻や許嫁が決まっている女性への恋の詩かもしれないですね。

本人の経験そのものなのかは曹植に訊いてみないと分かりませんが。

それにしてもこの弱気っぷり、草食系だなぁ(笑)

面白いなと思うのは、せつない気持ちは伝わってくるんだけど、「悲」「懼歡」とはっきり自分自身の気持ちを綴っている箇所は5行目のたった一行だけなんですよね。3行目も自分の心についてすこし触れてますが、その後ですぐに行動描写に移っています。

あとは情景描写や、自分の行動の描写のみ。

心を言葉で表すのって難しいから、感情をあんまりはっきり書きすぎると薄っぺらく感じてしまうんですよね。

それに対して曹植は、何となくもの哀しい、と、共感の後味を残すやり方がものすごく上手いです。


1~2行目:情景描写

3~4行目:心情・行動描写

5行目:心情

6行目:行動・情景描写


といった構成でしょうか。

最後の「風飄飄以動纓」が絵になってかなり好きですね。

フェードアウトしていくアウトロみたいな感じ。

生温い春風に翻弄されて漂っている心と、冠の紐がふわふわしている様子が重なります。

また、前半の3行が動、後半の3行が静という印象も受けます。

対比して書くことで、読み手の気持ちを揺さぶる効果もありますよね。

しかも、静から動になるという、意図的に盛り上がりを意識するような構成じゃなく、動から静になるというのもまた、曹植らしいです。

春、恋というテーマでも、ハッピーハッピーしてるものよりこういう少し憂いを秘めた詩のほうが好きです。

ひどく趣味に偏ったお話しですが。

私・氷咲梨奈は現在、History Project「公讌」という歴史音楽の企画をやっております。

作曲・作詞・絵ができる人達が集まってゆるく活動する創作集団みたいなものです。

その先駆けと言いますか、メンバーの方に作っていただいた動画が完成したので、宣伝させてくださいー。

(今回に関しては、作曲者は個人的にご依頼させていただいた方で、メンバーの方ではありません)


特にどこの国の何時代がモチーフというのはないのですが、"各々の戦う意味"をテーマに詞、動画内のテキストを書きました。

言葉で残すこと、という私の根本的な信念がかなり色濃く出た詞だと思います。

この曲を筆頭にこれから、色々な人物にスポット当てて作っていけたらいいねって話してます。


「史書が語らぬ歴史」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17551353


実は、曹植をモチーフにした曲もすでにひとつできています。

動画が準備中なのでまだ公開できていないんですけど、こっそり豆兄弟の絆要素入れちゃいましたよ(笑)

プロジェクト名の「公讌」も曹植の詩から取ってます。

銅雀台での宴のように、皆で良作を生み出し合って盛り上がっていけたらと思いまして。

やっぱり私が何か作るにあたっても詩聖の存在は欠かせないですし(笑)


そんな感じで、興味のある方はよろしくです。

そういえばこれ載せてなかったなーと思い立ちまして。

曹操や曹植達が戦に出て、自分は城に残った時に詠んだお見送りの賦。

この時の曹植は体調が思わしくなかったようですね。

それで余計に感じ入るところがあったのでは。



「感離賦」曹子桓


秋風動兮天気涼、居常不快兮中心傷。
出北園兮彷徨、望衆墓兮成行。
柯条憯兮无色、緑草変兮萎黄。
脱微霜兮零落、随風雨兮飛揚。
日薄暮兮无悰、思不衰兮愈多。
招延佇兮良久、忽踟蹰兮忘家。


秋風が吹いて涼しくなると、暮らしていく中で心が痛んでくる。

北園に出て彷徨っていると、墓が並ぶのが見える。

木の枝は色を無くし、緑だった草もしおれて黄に変わっている。

露が零れ落ちて、風雨にしたがって飛び上がる。

日が暮れても楽しいことなどなく、思いは衰えを知らず増すばかり。

手招きをするように佇んでいると、恍惚として立ち止まったまま家を忘れる。



忽=恍惚と訳したのは『曹丕集校注』の注釈を参考にしました。

親兄弟を想ってひとり詠んでいるシチュエーションだと、この訳し方が合うかなって。

しかし凄い意訳度(苦笑)


秋の寂しさと、城で家族の帰りを待つ自分の寂しさを重ねた賦ですね。

(この春先に季節外れなのを取り上げたもんだ…笑)

風の温度や草木の色の移り変わり。

私がこの時代の詩人が好きなのは、乱世にあってもそういったところに気が付けるのだと証明してくれているからです。

加えて、零れ落ちた露が風に舞い上がる描写なんかは本当に絵になって、寂寞とした作品に華を与えてくれてます。

日常の何気ない景色の一片に気が付き、想いを重ねることができる。

重ねるだけでなく拡げることができる曹丕の感性には脱帽です。(他にも優れた詩人はたくさんいますが、一般的に「三国志」で「簒奪者」にされている人物の素顔という意味で間違いなく贔屓目です。はい。)


この詞に関してはですが、構成として冒頭に①外面と内面(自分から見て)を半分ずつ、②2~4行目で外面、③5・6行目で内面の順で描いてますね。

もし私が現代の感覚で、極めて一般的な構成の歌詞として書くとしたら、Aメロ=②、Bメロ=①、サビ=③みたいにすると思いますが、①と②が逆であれ現代の詞の構成と似てるなーと気付きました。

視点の移り変わりのフェイズが明確にあるんですよね。

それによって盛り上がりのメリハリをつけて、最後に気持ちをぶつけて受け取る側の心をぐっと惹き付けてく。

最後の行とか、寂しさと不安で空虚に佇む様がすごく伝わりますよね。

といっても続きがあるようですが、散逸してしまったのか、私の手元の曹丕集ではここで終わっています。

この後どんな風に持っていったのか、言わば大サビが来るのかCメロが来るのか、すごく気になるところなのですが…。

超超ご無沙汰してます!氷咲梨奈です。生きてます。

チムニー無双コラボのブログからずっと空いていたのですね…すみません。

ちなみに、コラボイベントの成果はこちらです。



曹丕/元姫/司馬昭/司馬懿/司馬師/半兵衛/陸遜/孫堅/孫権/孫策/周瑜/尚香/元就/信長/曹操/夏侯惇/夏侯淵/大喬/小喬/妲己/妲己プレミア/三成プレミア/ねね/秀吉/家康/慶次/政宗/王異/かぐや/ナタ/張遼/信玄/くのいち/趙雲



勢力など順不同。もちろん、私一人でこんなに食べたわけではございません、ほとんど貰い物です(笑)

私ももちろん3回くらいは行ったのですが、長宗我部元親のたたきサラダがほんっと美味しくて…あの塩ダレはどうやって作ってるんでしょう?胡麻油と塩と胡椒?

レギュラーメニュー化を切に望みます。チムニーグループの偉い方、ご覧になってますかー!?笑


さて本題。

この間、私が何をしてたかっていうと、主に恋愛についての記事執筆をするwebライターの仕事と、音楽の歌詞を書く仕事&趣味をしていました。

最近気付いたこと。私は三国時代の文学の考察をするのも好きだけれど、既存のものを眺めるよりも自分が言葉を書くことが何より好きなんだなってことです。

書くだけじゃなく、喋るのも好きだし絵もたまに描くし、とにかくアウトプットが生き甲斐と言ってもいいかも。

ちなみに、webライターは在宅の副業みたいなもんなので安いですが、作詞はそこそこギャラ出ます、税金も水商売同様に高いですが(爆)。私は初稿を仕上げるまでの時間は短いので、その後の修正の量によっては普通にバイトとかするより良いです…笑

趣味としても、感覚が鈍らないように無償でやってます。ニコニコ動画に投稿してるボカロPさんにご依頼いただいたり、たまに自分から歌詞募集に応募したり。

今後はもっと仕事としての案件を増やしたいと思っていて、近々、某音楽事務所に売り込みをかけにいきます。てか、もうデモ渡しちゃった…蹴られたらこっそり凹みます。


さて、ライティング関係の仕事は、ネット上の募集を見ていてもジャンルが多岐に渡っていますが、その中で「恋愛記事」と「作詞」を選んだのにも理由がありまして。

もちろん、得意分野でないと時間ばっかり食って仕事にならないので、それもありますが、一番は少しでも三国時代の文学に通じるものを感じられないかな…という希望的観測です(笑)

動機なんて自分が好きなように決めればいいんです。

どんな音楽だったかはよく分かりませんが、当時の漢詩もいわゆる歌詞だったわけですしね。

限られた文字数とルールの制約の中に、どれだけ感情を詰め込むか。そういう作業は通じる気がします。

恋愛記事については、恋愛系の詩が一番好きだからです。いつの時代も人を好きになる感情だけは大差がないと思うから。相手の気持ちだけは立場や権力だけではどうにもならなかったりしますし。


そんな感じで、主に歌詞を作っていて感じたこと大きく二つに分けて書いてみます。

まず、「必ずしも自分のことを書くわけではない」ということ。

これは重要な気付きでした。

私は、本人が書いた文章が残ってるから本人のことが分かると思い続けて、それを武将の中でも文に造詣のある人を贔屓する理由にしていましたが、残っている文章イコール本人ではないかもしれないんです。

小説を書くような感覚で、いろんな人物、いろんな立場、いろんな感情になりきって書く。

曹丕の燕歌行みたいに女性になりきった詩はまさにその最たるものだと思います。(もちろん、元々曹丕が実は女性だったなんて思っていませんが)上留田行とかもそうですよね、平民になりきっているわけで。

私は自分の実体験を書くことはまず無いくらいです。あ、うーん、1、2個はあるかな?まぁいいや(笑)

ただし、やっぱりどんなに文体を変えても作風を変えても、根底にある概念は基本的に揺るがないと思います。

フィクションは書けるけど嘘は書けない。

その人のカラーっていうのは、どうやっても滲み出てしまうんです。

三曹にしても、親兄弟であんなにも作風が違うじゃないですか。

既存のものを読み解く上で大事なのは、表面上の言葉の表現じゃなくて、一つの作品の意味でもなくて、複数の作品に共通した作者の深層心理なんじゃないかな、と思いました。


次に、「痛みや葛藤のような強い原動力から書く」ということ。

全部が全部ではないですが。

こちらの過去記事(http://ameblo.jp/rinapiblog/entry-10714924409.html )でも触れていますが、コンプレックスとかマイナスをバネにして書くということです。

上の記事では三国時代は乱世だからみたいになってますが、根本的には現代だって変わらないです。

窓の外で直接ドンパチやっているわけではないですが、人が生命を維持するのっていつだって凄く難しいこと。

三国時代には無かった車や電車に轢かれる危険もあれば、最近じゃ大地震がどうとか放射能がどうとか世界の終わりみたいに絶望的な報道ばかり目につく。

なので、乱世と完璧に差別化して考えられるものではないと感じています。

私自身も体が丈夫なほうではないし、怖いから、残したい。更にカタルシス的な意味でその場の発散をしたい。一番最初の原動力はそこでした。

そして、趣味にとどまらず仕事を取っていきたいと考え及んだのも、書いたからには多くの人の目に触れたいからです。

CDとしてリリースされてしまえば、都合が悪くなったからと言って逃げることはできない。つまり、上の記事でいう「社会に責任を持った者の文学」にも近づくわけです。魏帝とかと比べるのはさすがにおかしいので、"近づく"と言っておきますが。(既にボカロPさんがupしているものは例え趣味でも自分の意思で消せないので、既に責任持って寄稿してますけどね)

古傷を引っ張り出すこともあれば、全く新しいことを創造して書くこともある。願望を込めることもある。イライラをぶつけて風刺をすることもある。

どれにしても、大きな原動力がなければノリだけで一つの良い作品を作るなんて無理です。

皇帝になってすぐに、「蓋文章経国之大業、不朽之盛事。年寿有時而尽、栄楽止乎其身」と書き残した曹丕は1800年も前に分かっていたんだと思います。ひとつも間違いのないこの箇所に改めて嘆息。

「好きで好きで仕方ない!」というプラスの感情からハッピーなラブソングを書く人もいると思うし、それはそれで良いと思うのですが、どういうわけか私の歌詞にはそういうの無いなぁ…。それなりに良いことも恵まれてると思うこともあるんだけど、多分、そういうプラスは発散しなくても自分の内で噛みしめていたいんだと思います(他人事)


長々と書いてしまいましたが…個人的には、前よりも少しは気持ちを分かった上で建安文学その他、昔の文書を読めるようになったのではないかと感じています。

そして、やっぱり曹丕という人に惹かれるのでした。改めて『典論』「論文」に目を通して、もしかしたら気が合うのかも知れないと思ってしまったがゆえに。

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コラボメニューは戦国無双と無双OROCHIのかぐやだけなのですが、特典のカードには三国もありました。
第一弾は魏メインで、曹丕がいるとなれば行きますよね(笑)
ご飯も普通にレギュラーメニューでいいくらい美味しかったです。

まず、かぐやのカクテルで乾杯。
甘いけど意外と強い。

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家康の鯛の天麩羅。
これで400円台は安いと思う。

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直江の愛スクリーム(笑)
愛の字はお煎餅。
合うの!?と思いましたが、ちょい足しみたいな感じで割といけました。

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清正の桜串と信長の鍋も食べたんですが、撮るの忘れましたorz
というか、鍋はカード引いてきゃっきゃしてる間に沸騰してて、撮る余裕がなかったという…。
桜串はおつまみに良さそうですよ。
信長鍋は、担々麺のスープみたいなベースなので、辛いもの平気ならいいと思います。
私は辛党なので大好き(笑)
今度、第二弾も行ってみようかなーと思ってます。
妖蛇討滅が飲みたい。

先日、坂本和丸さんのネットラジオ「総合三国志ラジオ」の収録に行ってきました。

まさかまさかのゲスト出演です。

ここのところ三国志よりも作詞家の活動ばかりしているのに、私なんかで良いのか!?と思いつつも、喜びいさんで録ってきました(笑)

話題の中心が何になるかは、このブログの読者さんなら容易に想像がつくことでしょう(笑)

三国志の「あの人」に親しみが持てて好感度がちょっと上がる内容にしてきました。

マニアックすぎる話題は出していないので、特に、三国志にハマり始めの人に聴いてもらいたいなぁ~。

もちろん、コアな三国志フリークも聴いてくださいね。

イベントの重大発表もありっ!

編集とかいろいろ入るそうなので、2月中にはお目にかけられるのではと思います。


そしてそして、またもや音楽へ歌詞提供をしました。

テーマは「恋愛」と言われて、元ネタがこっそり吉川三国志の劉備の名言っていうね(笑)

曲自体は三国志とは関係ありませんが、良かったらどうぞ。

芙蓉姫の気持ちになって聴けるかも?

誰か市場に吉川三国志か横山三国志貼ってくれないだろうか…自演するのは何かとアレなので(笑)


http://www.nicovideo.jp/watch/sm16805264


あと近況としては、ついに無双OROCHI2を買いました。

ですが、連日予定がありまだ全然進んでいません…。

登場人物が多すぎて、なかなか仲間が揃いません。

曹丕と陸遜が仲間になってだいぶ満足してしまった自分がいる(苦笑)

本日、三国志街道の集いでした!

今回のテーマは賈ク。

世渡り上手な腹黒名参謀ですね。



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おくまんさん特製紙芝居♪


この図でも描かれているように、曹丕を皇帝に推してくれた人でもあります。

はっきり言うのは危険だから、「うーん…袁紹と劉表のことを考えてました」と、長男を後継ぎにしないで失敗した例をさりげなく挙げたってやつね。

おくまんさん曰く不思議ちゃん(笑)

そうか、曹操ほどの男でもこういう不思議ちゃんタイプの発言に弱いのか。

曹丕から大尉の位を貰ったって話も描かれてます。


満田先生の補足で、賈クは赤壁の前に曹操にアドバイスをしていたと聞いて驚きでした。

彼の言うことを聞かず進軍したから負けたとか。

曹丕も同じで、呉蜀どちらから攻めたらいいか聞いた時に「呉は孫権いるし陸遜いるし、蜀は劉備いるし孔明いるし、どっちも無理ぽ」と言われたのを無視して攻め込んで負けたと。

まったくこの親子は…!←

ただ、二次会(有志ですが先生もいらしてくれました♪)では賈クの言うことが何でも正しいのは結果論かもという話題にもなりました。

結構勢いで言ってた可能性も、という感じ。

曹操だってまさか赤壁で疫病が流行るとは思ってないし、たまたま運が悪かったんじゃ…とも考えられる。

失敗した策は残らないことが多いから、完璧に見えるのかも。

と、そんなお話しでした。

やっぱり歴史解釈は難しい。


今日は散々性格悪いとか言われていた賈クですが、余計好きになったのはきっと気のせいじゃない(笑)

我が身の保身がためにころころ主君を変えてきたけど、曹家に仕えてからは天寿を全うするまでそこにいた。

それはつまり、曹操と曹丕に関しては認めたということですよね。

曹操からしたら敵だった頃の私怨があるし、優秀な賈クを警戒もしてるだろうから、良いビジネスパートナーとして利害は一致しているだけで気兼ねなく話せる仲ではなかったそうですが。

そもそも、プライベートな付き合いを極力避けるほど用心深い賈クが腹割って話せるような人っていたんでしょうか。

曹丕とは合いそうですが、何となく。性格にちょっと難があるお方同士(笑)

例の賈クが曹操をはめた宛城の戦いって、まだ年若い曹丕もいたみたいですが、そのことはあまり触れられませんね。張繍に対してはどのツラ下げて会いに来てんだって態度だったけど。

後継ぎに推してくれた恩義?

それにしても、賈クとか司馬懿とか、魏には敵に回したらねちねちいやらしい参謀が控えてますね…(笑)


ちなみに紙芝居の他に連想ゲーム?大会もやって、賞品ゲットしましたー!



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横山三国志読み返し中なので、テンション上がりました♪

蜀の主役陣の中に曹操を入れてくれてるのがまた嬉しい。


ゲームは、誰かがお題を出して(例:蜀の武将、とか魏の参謀とか)、答えになりそうな単語をホワイトボードにこっそり書く。

他の人は、何が書かれたか予想して一斉に答える。

ホワイトボードに書かれた答えと同じ答えを言った人の勝ち、っていうやつです。

賞品もいろいろあって、何問かやりました。

ところで、合肥の戦いってマニアックなんですか!?(笑)

「(出題者が)好きな戦い」がお題で、ヒントとして魏vs呉、みんなが知らないレベルではないけどちょっとマニアックというヒントがあったので、自信満々に石亭!と答えたら合肥だったという(笑)

この話ついでに、次回のテーマは張遼だそうですよ!

開催日はまだ未定ですが、HPチェックしときます。行けるかな~^^;

映画「三国志英傑伝 関羽 THE LOST BLADESMAN」


http://www.sangokushi-kanu.com/


ヒューマントラストシネマ有楽町にて、見てきました!

先着順のファイルもGET♪


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上映劇場が少ないのもあるかもだけど、私が行った時はもう数ヶ所しか座席が残ってなくて。

チケット買って少し近くのマルイとかで遊んでいたら、戻る頃には完売していました。危なー。

まだ公開になったばかりなので、ネタバレが嫌な方は今回は閲覧をお控えになった方がいい…かも?



念のため、ちょっと下げます。





桃





印象に残った言葉は献帝の「曹操は皇帝にはならぬ、皇帝は天下を変えられぬ、力が天下を変える」(だったかな?そんな内容ですがうろ覚え)ですね。

1800年後の今の時代だからこそ響くのかもしれないけど、曹操が皇帝に「なれなかった」ではなく「ならなかった」説を支持する側としては「言ったな~」と。

帝が「立て」って言っても誰も立たないのに、曹操が言えばみんな従うなんていうシーンもあって、傀儡政権の様子を仄めかしていたし。

一瞬、え、じゃあ曹丕は?とか思ってしまったのですが、「皇帝であること」だけでは変えられないって解釈にすれば、曹丕ファンの私も安心です(笑)力のある皇帝ならノープロブレムですね、ザ・プラス思考(笑)

実際、統一はできなかったけれど、短命だったのがかなーりネックだと思うし。生きてたらどうなってたんでしょうね。


それと、許チョと曹操の息子二人が綱引きをして遊ぶシーンがあったんだけど、あの息子誰でしょう(笑)

曹丕はもっと大きいし。

それを分かっていながら、曹丕と曹植だったら激萌える無双!!とかくだらない妄想がよぎったのは内緒。

年齢的に小学生くらいの子役だったから、どっちかは曹彪(官渡らへんだから5歳?)かなとか勝手に邪推してます。


ん?ていうか何で関羽の映画の感想の初っ端が曹家の話ばっかりなんだ、おかしいな。

関羽と劉備の奥方様が淡い恋仲にあるっていうのは何か…さすが映画、と(笑)

個人的にはラスト、文字で終わらせないで麦城の奮闘まで見たかったなー。何分増しになるかわからないけど(笑)。

あと、無双とかのキャラデザみたいにハイパーロング髯じゃないのがかえってリアリティーあって良かったです。

生真面目な性格もうまく描いてましたね。


献帝が武装して関羽の命を狙うとか、曹操が献帝に対して「天下を取った後、こいつを殺す」と言い放つとか、ヒヤヒヤする場面もありましたが、王朝と武将のアレコレを描いてくれてるというのも、これはこれで面白かったです。

個人的には、曹操は帝を殺そうとは思ってなかったんじゃないかなーと考えてますが。。

自分自身はあくまで漢の臣で在りたかったのでは。

曹丕の禅譲後も命は助かってるし、それどころかちゃんと生活保証されてるし。

禅譲して、ふつうの人になれたーって悠々してる献帝がいいなぁ。

でも、レッドクリフ(特にパート1)の時みたいに、曹操が小物感ドロドロの悪役にされてなくて胸を撫で下ろした次第です……って結局曹家を語ってしまうっていうね(苦笑)

三国志とは全然関係ないお話なのですが、一応、私が書いたもの…ということで宣伝させてください。

twitterをきっかけに知り合った作曲者の方が作詞の募集をしていたので、僭越ながら参加させていただきました。

私が幼少の頃から大好きなミュージシャンで、浅倉大介さんという方がいるのですが(T.M.Revolutionの曲とか作ってる方です)、その浅倉さんのラジオ番組「Neo Age Circuit」(NACK5、土曜23:00~24:00)の中でオンエアしていただいた曲です。

また、さいたま市宇宙劇場のプラネタリウムでもかけていただきました。

ラジオもプラネタリウムも拝聴しましたが、こそばゆかったです。。

作詞って文字数が制限されるだけでなく、実際に歌う場合の歌いやすさも考慮して言葉を選ばないといけないからすごく難しいんだけど、音楽好きな私としては本当に楽しかった。

曲の印象が、ほんわりとした癒し系な感じだったのと、番組のカラー的にあんまり病んだ詞はつけられないなと思ったので(笑)、ガラにもなく恋愛系でいきました。。

もともと宇宙がテーマと言われていたので、宇宙というワードは使わないことにこだわりながら、宇宙用語のLight Travel Distance(光行距離)をもじったタイトルと内容にしました。

キモチとキモチが伝わるまでの距離、みたいな造語ですかねー。恥ずかしっ。

兄弟という言葉を使わずに七歩詩を詠むように(笑)、テーマは彷彿とさせるくらいがいいですよね。

確か、夜中にあれこれ状況を妄想(笑)しながら口ずさみながら、4時間くらいで作ったかな?

ニコニコ動画に上がっているので、興味のある方は聞いてみてくださいね。


VOCALOID初音ミクVer.

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16525175


ヴォーカル有りVer.(オンエアされたのはこちら)

http://www.nicovideo.jp/watch/nm16636676



Love Travel Distance

作曲・編曲:ymr 作詞:氷咲 梨奈



午前2時 まぶたの裏 映すの ふたりぼっち
ふわふわり 星の海にDiving


今夜だけ 消えないユメ 包んだ手のひらから
彗星に乗せて キミにSending...


暗闇を越え 波間を泳ぐ 恋の旅


ふたりが出会って 初めて言葉交わして
その時生まれた 光が照らす 途(みち)の先まで


衛星のメリーゴーランド 月のスポットライト
並ぶスピカ 寄り添ってDancing


もうすぐ過ぎる 夜明けの前に 伝えなきゃ


明日からのこと これから築いてくこと
幾年経っても Love Travel 続いてゆくの


明日からの日々 一緒に歩んでく日々
Heartの飛行距離 近くなって そして始まる


ふたりが出会って 何度も笑顔交わして
その時見つけた 光が示す 永久(とわ)の果てまで