ここはシングルマザーを幸せにするコミュニティー。日本シングルマザー支援協会代表、シングルマザーコーチの江成道子です。
シングルマザーの就職支援をしている中で、紹介する企業さん選び(偉そうに聞こえたらすいません!)は慎重にしています。
女性活躍って、女性を有利に出世させたり、時短勤務を作ったり、オフィスをきれいにしたりとかも大事だけど、実は一番大事なのは、企業が女性の特性を理解し、伸ばせる仕組みを作ることだと感じています。
どんな上辺の仕組みを作っても、男性にとって良い方法を、女性に当てはめて評価されてしまうと、多くの女性が本領を発揮できるようになる前に、「できない人」という評価を受けてしまいます。
社会経験が少ない人ほど、社会性のズレがあり、視点が社会ではなく、自分(家庭)になっていることが多く、企業(社会)から見ると結構、「めんどくさい人」になっています。
こういうケースだと、社会性を取り戻すのに(企業からみてめんどくさくなくなる)、人に寄りますが、半年から1年は掛かると思った方がいいです。本領発揮するのはそれからで、遅咲きですが、かなり咲きます!
また、「無駄なおしゃべり」が実は無駄ではなく、アイデアを出すのに有効であること、競争させようとしても、給料で釣ろうとしても、それほど興味を示さないことも、「やる気」がないのではなく、そもそもそこに男性ほど奮い立たされる価値を感じていないというだけのこと。
その代り、「ありがとう」と言われることで奮い立つので、人の役に立っていると感じられることで全力で頑張る人が多い。その結果お金が付いてきてたら更に良い・・・ということになります。
ここを理解していない企業に送り込んでしまうと、ダイヤの原石がただの石になってしまいます。
「彼女はやる気がないね」「数字への意識が弱い」などという評価になってしまうことも・・・
しかし、この状況を逆手に取ることも大事で、日本シングルマザー支援協会では、女性の社会性を育てるという事に力も入れています。
「必要とされる人になる」方法を伝えているんです。
企業が何を望んでいるのか? 売上や成長などの個人の結果であること。家庭よりも仕事を優先させている風に見せる(笑)
自分の働きたい条件を伝えるより、相手の条件に合わせようとしている姿をしっかりと見せること。
どうしても自分(家庭)視点が強いと、子どもの病気などで休むことを「仕方がない」と思ってしまいがちですが、仕方ないんですが、仕方ないとは思っていない、どうにか出社しようとしている、という姿を見せることで、評価は高くなったりするんです。
企業にも女性の特性を活かし、長い目で見た時に戦力になる人を育てて欲しいと願いますし、女性にも社会性を学んでもらい、社会に必要とされる人を増やしていきたい。その結果、必然的に女性が働きやすい環境は整ってきます。
先ずは与える!
これが社会性だと感じています。
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