ここはシングルマザーを幸せにするコミュニティー。日本シングルマザー支援協会代表、シングルマザーコーチの江成道子です。
「シングルマザーに育てられた子どもはよく働く」
ということを、よく感じていますが、ここ最近もそれを感じるできごとが立て続けにありました。
その中で、母親に対する感謝の言葉を聞くと、私のことではないのに、涙が出そうになるくらい嬉しい。
しかも、それを私に伝えてくれている方は、皆さん私よりも年上の方です。
「頑張って生きる」
これ以上、立派な子育てはないんだと思います。
「うちの母もシングルマザーだったんです。いつも忙しくて、家にいた記憶はないんですけど、母がずっと目標で、でもいまだに収入も人間性も超えられていないんです」
５０代の女性でした。
大変だろうな～とは感じていたけれど、凄い頑張っている姿を見てきたから、尊敬しかないと。
「こうやって僕が一流企業に勤めることができているのも、母が夜の仕事で頑張ってくれて、ちゃんと大学を出してくれたからだと思うんで、母のような人を助けたいんです」
こちらは５０代の男性でした。
夜働いていたことで、周りにはいろいろと言われたこともあるそうですが、とにかく子どものために頑張っている母に対しては、周りの言葉よりも、その姿が自慢でしかたなかったそうです。
裕福とか貧乏とか、そんなことはどうでもよく、諦めずに前を向いて、子どもたちのために頑張って働いているシングルマザーを母に持つと、働くという意味、自分のためではなく、誰かのために、ここまで必死に生きることが、働くことができる、それが仕事というものだということが、ちゃんと子どもたちへと伝わっていくんです。
皆さん同じことを言うのは、「家に母はいつもいなかった」
この言葉を懐かしむように、笑いながら話されます。
家にいたらこんな生活は送れなかったですね。
当り前のことです。
子どもと一緒にいる時間を大切にするのも素敵なことです。
しかし、一緒にいられないことを悲しいとか、可哀そうかというのはちょっと違う。
そんなことよりも、「あなたは何かのために必死に生きていますか？」ということを、子どもはちゃんと見ていて、その姿の方が、淋しかった記憶よりも鮮明に残っているんです。
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