予告通り、「プロセス番号」を使って「vsftpd」を
終了指示していきたいと思います。




まず、プロセス番号についての概念を簡単に
説明すると、Linuxではプログラムを起動すると、
プロセス番号と呼ばれる数値がプログラムに
割り当てられるのね。


この番号はシステム上で動作しているプロセス

ごとに唯一の番号なのね。

プログラムを一時停止したいとき、終了したいとき
再起動したいとき、強制終了したいときに、この
「プロセス番号」を指定あげるといいんだよ。




じゃぁ、実際に今どんなプロセスがあるのか表示
してみようね。プロセスの表示をするには【ps】
コマンドを使うょ。今回はオプションで【ps -ax】
と入力するょ。



Rina-chanのLinux =Fedora8=



ちなみに、オプションの「a」は自分以外の
ユーザのプロセスも表示するっていう意味
で、「x」は制御端末のないプロセスの情報
も表示するっていう意味ね。



次に、前回『#034 「vsftpd」のインストール
でインストールした、「vsftpd」を起動してみよ。


起動するには、「端末」起動後、管理者権限に。
【su】コマンドね。そして実行するコマンドとして、
【/usr/sbin/vsftpd】を入力してね。



Rina-chanのLinux =Fedora8=


起動したかどうかを確かめるには【ps -ax】
コマンドね。うん、ちゃんと起動してるね。
今回、「vsftpd」の「プロセス番号」は"3320"
だと分かるね。


(「プロセス番号」って毎回変わるような気が

する。テキストには2512で記載されてたよ。)




プロセス番号が分かったところで本題。


その「プロセス番号」を使って終了してみよ。
終了するには【kill】コマンドを使うんだけど、
これがちょっと複雑な感じ。


【kill】コマンドの入力形式が・・・

【kill -s 送るシグナル プロセス番号】なのね。


「送るシグナル」っていうのは↓を見てね。



Rina-chanのLinux =Fedora8=


例えば、さっき起動した「vsftpd」を終了させる
には、【kill -s term 3320】と入力するってコト。



Rina-chanのLinux =Fedora8=


ちなみに、この「送るシグナル」については番号で
表記することも可能で、【kill -15 3200】って感じ。




でも、コレっていちいちプロセス番号調べないと
いけないから面倒だよね。そんな時のために、
「スクリプト」で簡単に起動・停止・再起動ができる
方法があるんだ。


明日はソレについて書こうかな!?

今日はここまで! Bye, Bye音譜



ペタしてね

結局、「vsftpd」のインストールについて書く
ことに決めました。



Linuxで利用できるFTPサーバの中に「vsftpd」
と呼ばれるモノがあるそうで、今回はそれを
インストールしたいと思います。



インストールの手順については、「inkscape」の時
(『#017 YUMでパッケージインストール 』参照)
とほとんど変わりません。



「端末」を起動し、管理者権限になります。
【su】コマンドですね。


では、「vsftpd」をインストールしましょう。
【yum install vsftpd】です。



Rina-chanのLinux =Fedora8=



また、途中で「Is this ok [y/N]:」と聞かれる
ので「y」を押してくださいね。「Complete!」と
表示されればインストール完了です。



結構、浅い内容になってしまいましたねしょぼん


ごめんなさい o(_ _*)o


明日は、今回インストールした「vsftpd」を
「プロセス番号」を用いて終了してみたい
と思います。


今日はここまで! Bye, Bye音譜



ペタしてね

本日よりまた新たにテーマが追加されましたNEW
『FTPサーバ』編です。



さてさて、FTPサーバというのはよく聞いてますが
その概念について、Rinaが随分、無知なので
とりあえず今日はソレについて学んでみたいと
思います。



FTPとはですね・・・File Transfer Protocolの略で、
あるファイルをクライアント側とサーバ側の間で転送
するためのプロトコル(通信規約)なんですね。



「そんなコトぐらい知ってる!」って!?
Rinaは知りませんでしたガーン



さらに、どうやってクライアント側とサーバ側が
やり取りするのかというと、まず、FTPクライアントは
21番ポート宛に接続リクエストを送るのね。21番
ポートの先にはFTPサーバが待ってて、クライアントは
このリクエストで、FTPサーバにアクセスするための
ユーザ名とパスワードをサーバに伝えるの。サーバは、
送られてきたユーザ名とパスワードを確認して認証が
通れば、クライアントのアクセスを許可するんだ。
あとは、クライアントからの要求にしたがってファイルを
やり取りするの。


FTPで「アクティブ・モード」(※1)というモードを使う時、
サーバは20番ポートから接続を要求して、接続が完了
すると、この20番を介してファイルの転送を行うんだ。



ざっくりと文章で説明したけど、下の図を見てもらった方
がわかりやすいかな??



Rina-chanのLinux =Fedora8=


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
※1 アクティブ・モード
FTPサーバには、アクティブモードとパッシブモード
というものがあります。違いはポートの使い方です。
クライアントからの接続要求は両方とも21番ポート
ですが、データ転送やファイル一覧の取得について
は、サーバ側から「●番ポートを使いなさい」と指示
が出来ます。その指示に従ってクライアントからFTP
サーバに接続します。パッシブモードの利用について
は、ファイアウォール等で守られたクライアントからの
利用に便利だそうです。



今日はここまで音譜
明日は、「vsftpdのインストールについて」か「プロセス
番号を使ったアプリケーションへの指示」のどちらかに
ついてブログを書いていこうと思います。


Bye, Bye音譜



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