なおきちゃんの間取り塾4時限目【寸法を知る】 | 東大阪市不動産会社リナホーム 代表なおきのブログ

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お客様にありがとうと言って頂けるよう親切正直にお手伝いします

それでは いよいよ 

 

作成に向け 実践的 授業です

 

まず 最初に 

 

モジュールを 決めましょう

 

間取りを 作成する 方眼紙の

 

ひとマスの 一辺の 長さを 

 

モジュールと 言います。

 

 

 

 

メーターモジュールの 場合は

 

1辺 1000mmとし

 

尺モジュールは 910mmです

 

日本の 戸建住宅の 

 

大半は 尺モジュールなので

 

この 間取り塾でも 

 

尺モジュールを 使います。

 

 

 

 

 

ちなみに 分譲住宅の 大半は

 

910mmの モジュールを

 

900mmに カットしてます

 

なぜ そんな事 するのか?

 

910mmの場合 正方形の8帖は

 

3640mm×3640mmとなり

 

床面積は 13.24㎡になります

 

それが 900mmになれば

 

3600mm×3600mmとなり

 

床面積は 12.96㎡になります

 

13.24㎡ー12.96㎡=0.28㎡

 

たった 8帖 ひと部屋でも

 

0.28㎡ 面積が 小さくなります

 

でも 間取り図面では 同じ8帖

 

いかに 限られた敷地に 

 

見栄えする プランを 作るか?

 

そんな 事業者の 思惑が 

 

910mmを 900mm にしてます

 

 
 
 
 

そして 910mmは 

 

910mm=3尺=半間(はんげん)

 

住宅用語では そう 表記します

 

そして 1820mmは

 

1間(6尺)と 数えます

 

建物の 間口を 

 

2間半間口とか 言ってるのを 

 

聞いたこと ありませんか?

 

2間半間口は 1820×2.5=4550

 

4550mmの 間口を 指します

 

 

 

 

 

ちなみに 住宅の モジュールは

 

柱の中心から 中心で 測ります

 

なので 間取り図面の 寸法より

 

実際 仕上がった 室内の

 

内法有効 寸法は 狭くなります

 

仮に 105mmの 柱の場合

 

910mmの 廊下の 内法寸法は

 

柱1本分 105mmに 

 

両サイドの石膏ボード12mm×2枚分

 

両サイドの 内装仕上げ材の 厚み

 

それらを 910mmより

 

差し引いた サイズとなり

 

780mm前後 になります。

 

 

 

 

 

そんでもって

 

モジュールが 決まり

 

実際の 内法の 広さを 

 

イメージする事が 出来たら

 

各箇所の 一般的な サイズや

 

必要最低限の サイズを

 

勉強しながら ちょっとした 

 

コツも 伝授しましょう

 

 

 

 

 

まずは 玄関の 基本は

 

1820mm×1365mmです

 

1820mmの 間口であれば

 

親子ドアが 設置でき

 

土間に 下駄箱も 置けます

 

仮に もっと 広く 取れば

 

玄関土間収納も 作れます。

 

 

 

 

 

 

 

次に トイレの 一般的サイズは

 

1820mm×910mmです

 

そのサイズの場合 

 

内開きドアも 可能ですが

 

トイレ内で 人が 倒れた場合

 

ドアを 開けれなくなる

 

デメリットも 考慮して 

 

引き戸にするか 外開きにするか

 

どちらかが 好ましいです。

 

扉は 基本的に どこの部屋も

 

片引きの 引き戸であれば

 

開口寸法が ドアより 広くなり

 

動線も 優れています。

 

 

 

 

 

そして トイレは 1820mmの 

 

奥行きが 確保できなければ

 

1365mm×910mmでも

 

身体が 極端に 大きくなければ

 

使用に 支障は 有りません。

 

但し ドアは 外開きになります

 

 

 

 

 

また 間口を 910mmでなく

 

1137mmとかに 広くとると

 

サイドに 手洗いカウンターが

 

ゆったり 設置できます。

 

 

 

 

 

次に ユニットバスです

 

同じ坪数でも 多くの

 

形状が 製造されてますが

 

一般的に 多いのは

 

1616と呼ばれる 1坪タイプで

 

サイズは 1820mm×1820mm

 

それよりも 小さいのが

 

1216という 0.75坪タイプで

 

サイズは 1820mm×1365mm

 

少し古い マンションサイズで

 

浴槽で 足は 伸ばせません

 

 

 

 

 

子供が 多くて 洗い場を 

 

広く とりたければ

 

1620の 1.25坪タイプで

 

1820mm×2275mm

 

それよりも 大きな 1623の

 

1.5坪タイプも ありますが

 

広い分 冬は 寒かったり

 

掃除が 大変だったり

 

デメリットも あります。

 

 

 

 

 

 

そして キッチンは

 

I型や L型や アイランド型など

 

いくつも 形状が ありますが

 

一般的な I型だとすれば

 

間口は 1800mm~3000mmで

 

一般的には 2550mmになります

 

そして キッチン本体の 

 

奥行きは 650mmです。

 

 

 

 

 

対面キッチンにする場合

 

キッチン 前面の 壁から

 

キッチン 背後の 壁まで

 

どれくらい 確保したら 良いか? 

 

2150mm~2275mmくらいで

 

一般的には 2150mmです

 

 

 

 

 

仮に 2150mmであれば 

 

キッチン本体奥行が 650mm

 

背後の 食器棚が 450mmで

 

2150mmー650mmー450mm

 

=1050mmの 通路が 確保でき

 

冷蔵庫が 奥行700mmだとすると

 

冷蔵庫前は 800mmになります

 

2150mmより 極端に狭くすると

 

通路が狭く 動線に 支障が出ます

 

 

 

 

 

逆に 背後の 壁まで

 

2730mm くらいに 広げると 

 

背後の 電子レンジや 

 

食器棚や 冷蔵庫が 遠くなり 

 

作業の 動線が 悪くなります。

 

 

 

 

 

ちなみに 対面式でなく

 

独立した 壁付キッチンの場合も

 

背後の壁までの 距離は 

 

2150mmにしてる場合が多いです

 

建売住宅で たまに 見ますが

 

壁付I型キッチンで 

 

背後に 壁が なければ 

 

食器や 冷蔵庫や 調理器具を

 

どこに置くの?みたいな 

 

イマイチの 間取りになります。

 

 

 

 

 

そして 次は 洗面所の サイズ

 

一般的には 1坪の広さで

 

1820mm×1820mmです

 

浴室の 入口側に 洗濯機

 

その 隣が 洗面化粧台

 

これが 一般的な 配置ですが

 

出入口の 位置により

 

変わる場合も あります

 

 

 

 

あと 扉を 玄関廊下と 

 

LDKの 2箇所にして 

 

2WAY 動線にしたい場合 

 

洗面所の 配置と 形状を

 

良く 検討しましょう

 

あと リネン庫(タオル収納)を

 

洗面所に 設置したい場合も

 

周辺の 部屋の 配置と 

 

洗面所の 配置によって 叶います

 

でも あくまで 洗面所なので

 

他を 犠牲にしてまで

 

洗面所を 優先する 

 

必要はないと 思います。

 

 

 
 
 
そして 次は 収納について
 
居室の CLの 基本形は
 
1820mm×910mm(1間)
1365mm×910mm(0.75間)
910mm×910mm(半間)
 
これが 一般的な サイズ
 
奥行きを 750mmに
 
取る場合も 見かけますが
 
布団や 衣装ケースなどは 
 
収納 困難になります。
 
それとは 逆に 奥行きを
 
910mmより 広くすると
 
奥の 出し入れが 困難になります
 
 
 
 
 
又 ウォークインクローゼットなら
 
最低 1365mm×1820mm以上で
 
1820mm×1820mm あれば
 
よくある サイズとなります。
 
更に 広くして
 
3640mm×1820mmにすれば
 
ファミリークローゼットになります
 
また そのサイズで
 
主寝室に 設置すれば
 
夫婦各々の クローゼットになり
 
配置次第で 書斎スペースも
 
作る事が 可能です。
 
あと パントリーや リネン庫は
 
455mm×910mmで 十分です。
 

 

 

 

 

そんでもって ここからは 

 

間取りを 左右するかも 知れない

 

階段について まず 間口は 

 

910mmが 一般的

 

 

 

 

 

一般住宅の 階段寸法は

 

蹴上(1段の高さ)23cm以下

 

踏面(階段板の奥行)15cm以上

 

と 建築基準法で 定まってますが 

 

それを 左右するのは

 

1階から 2階まで 上がるために

 

確保した 階段の 長さです

 

距離が 短ければ 勾配が 急になり

 

1段の 段差が 高くなり

 

階段の 踏面が 狭くなり

 

危険な 階段になります

 

出来るだけ 蹴上 20cm以下で

 

踏面20cmを 確保したいです

 

 

 

 

そんな 階段の 距離は

 

平成に 建築された 3階建ての 

 

大半は 2730mmで

 

面積でいうと 0.75坪

 

まぁまぁ 勾配は 急でした

 

 

 

 

 

今は 3185mm~3640mmで

 

面積にすると 0.875坪~1坪

 

最近主流の 3640mmだと

 

勾配が 緩やかで 

 

踏面が 広く 段差の 少ない

 

安全な 階段になります。

 

 

 

 

 

ちなみに 910mm×3640mmは

 

間取り図面の 方眼紙の 4マス分

 

真っすぐの 直階段だけでなく

 

回り階段でも 4マスです

 

 

 

 

 

ちなみに 上がり始めの 

 

2マス目の 下部には

 

階段下 収納庫が 作れますし

 

3マス目と 4マス目には

 

トイレを 配置することもできます

 

そして 階段を どこに配置して

 

どこから どこに 上がるか?

 

階段の 配置 形状 次第で 

 

間取りは 大きく 変化します。

 

 

 

 

 

 

それでは サイズを 知ったら

 

間取り作成に チャレンジしましょう

 

叶えたい 優先順位に 沿って

 

間取りを イメージしましょう

 

そして 大体の 配置を イメージ

 

それを 叩き台にして 作成開始

 

 

 

 

 

多くの人が 重視するであろう

 

LDKが 日当たりが 良く

 

広くて 使いやすくするには

 

どこに 何を 配置するのか?

 

最初に 出来上がったものに

 

修正を 繰り返して

 

時には イチから 作り直し

 

徐々に 理想形に なります

 

 

 

 

 

でも 慣れてないと

 

イチから 作るのは 大変です

 

敷地に 建てれる 建物の

 

間口と 奥行きが 決まったら

 

その間口で ネット検索すれば

 

プロが 作成した プランが

 

たくさん 見れます。

 

その中で 自分たちの 理想に 

 

近いものを 探し出し

 

それを ベースに 作るのが

 

早道だと 思います。

 

 

 

 

 

そんでもって

 

次回の 間取り塾 5時限目は

 

最後の 授業になります。

 

皆さんの 参考になる 間取りを

 

わたしが 作って 披露します。

 

【なおきちゃんの間取り集】

 

乞う ご期待ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に 貴方が 作成した 間取りに
 
ワンポイントアドバイスをします
 
下記の LINE QRコードより
 
写メ等を 送ってくだされば
 
ほんの ワンポイントですが
 
わたしなりに アドバイス 致します