30歳代の 読者さんは
ピンと 来ないと 思いますが
40歳代 半ばになると
一気に 老眼が 始まります。
ちなみに 老眼になると
近くの物に ピントが 合わなくなります。
わたしは もともと 近眼なので
メガネを 付けていれば
当然 遠くは 見えるのですが
近くの文字は ピントが 合いません。
それが メガネを 外すと あら不思議
近くの 文字に ピントが 合います。
そんでもって
不動産売買の 契約前には
重要事項説明書という 書面で
物件の 説明を するのですが
わたしは もともと 説明が くどいので
その説明に ざっと 2時間ほど
時間が 掛かります。
ちなみに 重要事項説明書は
13ページほど有り 文字も 小さめ
老眼になると ほぼ 読めません。
しかし わたしは 近眼なので
メガネを おでこに ずらせば
小さな文字に ピントが 合い
その代わり お客様を 見るときは
メガネを 戻さないと 見えません。
約2時間ほどの 説明のあいだ
メガネを ずらしたかと 思えば
すぐに 元に 掛け直す。
異常な ペースで
2時間ほど これを 繰り返します。
そうすると 徐々に
メガネを おでこに ずらす度
レンズが 髪の毛の 油で
どんどん 汚れてきます。
そんでもって
重要事項説明を 終えた頃になると
レンズは ほぼ 半透明になり
メガネの 役割が なくなります。
なので その後 契約書を 読むときは
メガネを 外し 机に 置いて
裸眼で 読んでいます。
そうすると 文字は 読めますが
お客様の 顔は 完璧に ぼやけ
表情を 知ることが できません。
なので 不明な点が あり
ハテナの 表情をしてても スルー。
喉が 乾いたような アピールも スルー。
当然 おしっことか アピールしようが
それも 伝わらないので スルー。
そのように 裸眼になった 途端
別人のように 気を 使わなくなり
ひたすら がむしゃらに
契約書を 読み出します。
なので 重要事項説明書は
びっちし 2時間 かけますが
契約書は 20分ほどで 終了。
それも この先
老眼が 更に ひどくなれば
もっと もっと 時間は 早くなり
最終的には 読まなくなるばかりか
寝ることも あるでしょう。
しかし そうなっても
それもこれも 全ては 老眼が 原因
高齢者を いたわる 優しい気持ちで
理解して あげましょう。