林ことみさんの「手仕事礼讃」
手作り好きにはたまらない一冊かも。
縫うこと、編むこと、道具
それらにまつわるお話がどこか懐かしく語られています。
私より一回りくらい違うのかな?
足踏みミシンを家庭科の授業で使っていたり、かせの毛糸を玉にするお手伝いを子供の頃にしていたとか
娘たち世代はかせになった毛糸を両手に通して毛糸玉を巻くなんて知らないでしょうね。
解いたセーターの毛糸、ちぢれ麺のようなその糸に蒸気を当てて伸ばして
私は両手にその糸をかけて…おばあちゃんが糸を巻いていく間、手から離れる糸をじっと眺めては腕が怠くなるのを我慢してました。
祖母の家には足踏みのジャノメミシンが有りました。
今のまる子の年には祖母に
鍵編みを教わり、棒針を教わり、
ミシンも習った。
五年生で始まった小学校のクラブ
家庭科クラブに入って、そこで初めて刺繍を教わりました。
フランス刺繍、クロスステッチ、文化刺繍…あの頃習った事は今でも覚えてる。
それが今の私の基礎を作っているのかも。
そんなことを思い出しながら読みました。
他にも手仕事好きにはちょっとしたコツだとか、便利そうな道具とか
そうそう、ミシンの下糸取りが上糸をかけたまま出来るミシンがあるとか。
下糸が無くなると、だいたい上糸を針から外して下糸取りにセットして巻きます。
糸通り機能があるミシンならさほど苦にもなりませんが、そうでないと…
糸を通すのが大変😓
いったいどんなミシンにそんな機能が付いているのか…気になります。
何度も行ったり来たりページを繰り返して堪能しました。😄
何かを作る楽しみを後押ししてくれる一冊でした。✌🏻