シルバーウィークは辻村深月さんの

「ファイア.ドーム」

久々の長編小説を読みました。


25年前に起きた誘拐殺人事件が発端に現在の事件へと繋がる物語なのですが、

恐ろしく感じたのが心無い噂でどれだけ人を傷つけるのかという事。現在はネットに何でも書き込んでしまう無責任な人たちが多く、それを鵜呑みにして更に拡散する人たちがいる。

何が真実で何がデマなのか自分の頭で考えて無責任なことは広めないという人権感覚が失われてしまう世の中が怖いと感じました。


物語はどの立場に置き換えて読んでも読み応え充分な一冊です。オススメです。




Amazonより

人はなぜ大きな事件に魅了されてしまうのか 

噂は、軽薄な娯楽だ。

25年前、平穏だったはずの地方都市は、百貨店受付嬢誘拐殺人事件の発生、その報道により揺り動かされ、「噂」という大量の炎が、加害者のみならず被害者にも降り注ぎ、燃えさかった。ようやく静けさを取り戻したかに見える町に燻り続ける因縁が、いま新たな事件を呼び起こす――。

「もう言われてるよ! どうせ、親が殺したんだろうって!」――本文より