清 竜人「フェアウェル・キス」を題材にした小説
最近、私がpixivに投稿した清 竜人さんの「フェアウェル・キス」を題材にした創作小説。#2 フェアウェル・キス | 清竜人「Knockdown」 - 理(おさむ)の小説シリーズ - pixiv今回は、それについての後書きとかこぼれ話です。【「フェアウェル・キス」のフェアウェルの意味について】初め「フェアウェルって何なん?」これが私の率直な疑問でした。意味を調べると、「ごきげんよう、さらば。」と出てきたので・・・。それを知った時、次の感想を抱きました。「別れ際にキスするなんて、一種の呪いみたいなもので。一生残るというのに。なんて卑怯で残酷な罪な男なんだろう💢」そこから物語の冒頭には必ず、主人公の女性の切ない想いを入れようと決めました。「あなたに最後の口づけをされた時から忘れられないの」的なヤツを・・・。【舞台設定について】「フェアウェル・キス」を聴いた時、私にはこんな男女の姿が思い浮かびました。意地っ張りで、お互い素直になれず、すれ違い続ける姿です。そこから「何世紀経っても人とは愚かで愛しい生き物よ。」をキャッチコピーにして、物語制作に取りかかりました。①平安時代を舞台に、「どんな時代もこういう愚か者っているよね。」という少し皮肉めいた雅な恋愛物語。②現代を舞台に、変わり者の天文学者とそんな彼にいつも振り回される女性の甘く切ない恋愛物語。これのどちらかで悩みましたが、平安時代だと恋愛対象がかなり限定されてしまうので、現代を舞台にした物語にしました。ここで平安時代の貴族と天文学者って共通点ないし、飛躍しすぎじゃないか?と思われるかもしれませんが、意外な共通点があります。それは天体に関することです。平安時代の人々は、和歌や物語に星や月を用いて自身の想いを表現しています。かぐや姫とかが代表的ですね。※もし、平安時代のお話がボツにならなかったら、 「私がもし月の使者なら、あなたをこのまま連れ去ってしまいたい」という台詞を使う予定でした。天体と絡めて自身の想いを伝える奥ゆかしさをどうしても表現したかったんです。だから天文学者にスポットを当てました。【まさかの展開】この作品は、竜人さんの「フェアウェル・キス」を題材にして作ったはずだったのですが・・・。作品を書き終えた一週間後ぐらいでした。久しぶりに作曲家の加賀谷玲さんの音楽アルバム「True sky」を聴いていた時のことです。なんと、歌の内容が作中に登場する天野先生と陽愛さんの心情ととてもリンクする部分がありました。天野先生→オリオンの夜、月の夜に陽愛さん→星恋※素敵な歌なのでぜひ聴いて下さい!!あまりにも二人の心情と面白いほどリンクしていたので・・・。これは「私たちの心を早く答え合わせして・・・」と言われているのかな?と感じました。【最後に・・・】自分で書いておいてなんですが・・・。作中で天野先生が、「宇宙に無数に存在する星の中から、何億光年も離れて存在する“あなた”という星を見つけたこと事態が奇跡だ。」と述べています。しかし、それは地球間の話です。無限に存在する宇宙からすれば、何億光年なんて隣の家に回覧板を届けに行くようなもの。宇宙にしてみれば、地球で起きていること。そして、私たち人間の存在はちっぽけで、多分眼中にもないでしょう。私たちの一生が宇宙にとっては、ほんの一秒であるとしたら、それだけ人間の存在はとても儚いものなんですよね。宇宙って本当に不思議だなと思います。