どいつもこいつもうるせえ
私は他人の家庭に踏み込んだことは言わない。一度も根掘り葉掘り聞いたことはない。何故ならそれをされたら、自分が嫌だし、相手が傷つくから。無邪気な子どもなら思わず聞いてしまうかもしれない。ああ、子どもって括るのも良くないよな。小さい頃から周りの大人の張り詰めた空気に過剰に反応して、良い子でいようって気を遣う子だっているし。それができない大人がいるってこと、私は知っている。正直言って不快だ。やれ、結婚しろだの。子供作れだの。なぜ、それが言える。昔、異性関係で何らかのトラウマを抱えてしまったのかもしれない。病気で子供ができない体になってしまったのかもしれない。幼少期に両親が離婚し、結婚というものに憧れを抱いていないのかもしれない。親の虐待が原因で、自分も我が子にそういうことをしてしまったらどうしようとか。自分と同じ思いをさせたくないから産まない選択をしたのかもしれない。なぜ、人の感情を汲み取れない?まあ、そこまで考えられないほど脳内快適なんだろうな。かくいう私は、両親から感謝しきれないほどの十分な愛情をもらいすくすく育った。その私でさえ、結婚を女の幸せなんて捉えてない。これは生まれ持った境遇がそうさせたのではない。私の価値観だ。私が出した結論だ。社会に出て、働き始めてから、「若いんだから〇〇」と口癖のように言われてきた。若いんだからと言われるたびに、私は若いうちはチヤホヤされるが、歳を取れば何もない。今の私は若いだけで、クレオパトラのような美貌もなければ、頭も良くない。だから精一杯努力して、愛想良く、一生懸命教養を身につけようと考えて死ぬ気で頑張った。そのうち私は異性は若さを求めている。どうせ人間なんて、パートナーが歳をいけばそうそうに乗り換えて若くて可愛いパートナーを見つけて結婚するんだ。愛なんて存在しない。よく結婚は妥協だ、と言うけど。妥協って、そんな失礼な言葉が使えるほど。私は人として自分に価値があるだなんて思わない。家族から十分すぎる愛を受けてきたのにも関わらず、また他者から愛を求めようだなんておこがましい。そう考えて、結婚には何の魅力も感じない。こういう私みたいな価値観の人間もいるんだ。結婚=女の幸せなんて、考えられるなんて。そんな素晴らしい?価値観にさせてくれた配偶者に感謝したらいいんじゃないですか?ただ、それを他人に押し付けるな。身内の結婚式に出席した時も「次は〇〇ちゃんの番だね」「友達で結婚してる子いないの?」「結婚、私もしたいと思わないの?」「一生親と暮らして、親の面倒見るの?」職場でデリカシーのないことを沢山言われた。それを、耐えかねて母に話したら。「なんて失礼な、娘に面倒になるより先にポックリいくわよ…」と言ってくれた。私は母の娘に産まれてよかったって、つくづく思った。性別問わず、社会的立場においてもそう。〇〇歳まで結婚してないと、運転免許ないと、正社員じゃないと、人間として欠陥だとか。ってか、制服着てればバイトだか、正社員だか、見分けつかんし、同じ従業員に見えるんだが…。私は「よく通うスーパーの店員さん、すごく感じが良かったなぁ。好き♡」みたいなそういうのでいいんだよ。あまり位とか意識してねぇから。あとその他に実家暮らしの人間は無理だとかさ。ほんと、しょーもないわ。そういうレッテル。そういう奴に私は全力で言いたい。いや、人のこと品定めするように眺めてる。お前が一番無理なんだが…。自分のことを否定することは、どこかにいる自分と同じ境遇の人を否定することになる。だから私は今日も開き直って生きている。