コメントでらんパパさんが触れておられた


青森県三本木農業高校の女子生徒たちが
青森県の殺処分の現実を知り
その不条理と哀しみを何とか伝えたいと
立ち上げたプロジェクトです

もちろん私も、県民としてそのプロジェクトは知っていました

賛否両論あったと聞きます

でも、

「何もしない人」
「何かをする人」を責める権利はないと私は思っています

今の時代、PC前やスマホ片手に、文句や批判ばかり言うのは簡単です

でも果たしてその人たちは
実際に檻の中にいる保健所の仔らを
焼かれたあとの小さな骨を
見たことがあるのでしょうか

私は3年前に愛護センターで仔猫3匹を引き出した時

正直、怖くて怖くて泣きそうでした

他の子たちを置いてこれるのか
見ちゃったら逃げたくなるんじゃないか、と
その子らの目を見て、背中を向けられるのか、と
恐ろしい気持ちでいっぱいでした

それでも、あの子達が殺処分になる方が
もっともっと恐ろしかった

実際に体験し、言葉にならない衝撃や哀しみを感じた女子高生たちの
「このままではいけない」
と、無念のうちに死んだ彼らの心の叫びを伝えたいという想いを、一体誰に批判する権利があるのか

無責任な飼い主の代わりに
「ごめんね」と泣きながら骨を砕く彼女らの涙を

その活動を知ったら…







青森県は犬や猫にまだまだ厳しい県です
私の地元では
「猫が生まれたら、目が開く前に川に流す」という風習もあります
私も、実際に20年ほど前に、箱に入って川に流された生後間もない仔猫を3匹、保護したことがあります





私が愛護センターの講習を受けた時で

年間の県内の猫の殺処分数は約2,500頭

その9割が

「生まれてから1ヶ月以内の雑種の赤ちゃん猫」

です

まるで生まれたことが彼らの罪であるかのような
不条理な死…

遺棄したら犯罪だけれど
保健所に持ち込んだらお咎めなし
合法の死です

私が感じていた
「最近、捨て猫を見なくなった」
裏のカラクリだと思います




三本木農業高校の女生徒たちが砕く骨の中には

可愛らしい鈴が
首輪が混じっていることもあるといいます

愛された事もあった、そんな仔達が
生まれて間もなく「不要」とされた仔達が

無責任な飼い主の代わりに泣いてくれる女子高校生たちの手で

死後、土へと還り
美しい花として甦る…

そんな


ぜひ、知って頂けたらと思います





でもきっと
その花を手に取り、抱きしめて涙を流す人達は
犬や猫を愛する心をすでに持った人達で

本当にこの花が届いて欲しい人達には

まだまだ

彼らの声は、涙は、遠いのです





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