前からずっと気になっていた場所
そなエリア東京
防災体験学習施設
やっと行くことができました
有明にある東京臨海広域防災公園という
長〜い名前の公園の中にある
噴水や芝生しかない広い公園ですが。。
ちなみにこの公園は
国交相が管理する日本で唯一の公園で
有事の際には対策本部が設置されるそう。
※なので一般の人の避難場所にはならないんだって！
今回このそなエリアでの目的は
『東京直下72h ツアー』という
地震発生から72時間の生存力をつける
体験学習に参加するためです。
なぜ72時間なのかというと…
災害時に国や自治体の支援が整うまでに
だいたい3日かかると言われていて
それまでは自力で生き延びる
必要があるから！
ツアーは15分〜30分間隔で随時開催、
受付を済ませて時間まで待ちます。
ハロウィンのフォトロケがありました
ベビーカーのままでも参加できるけど
息子は歩くというのでベビーカー置き場へ。
お金の戻るコインロッカーもあるから
なるべく手荷物は身軽にした方が良し
ちなみにツアー参加に年齢制限は無く
赤ちゃんでも誰でもOKです！
被災するのに年齢は関係ないですからね…
参加したツアーは他に誰もいなくて
まさかの息子と私の2人だけでスタート
タブレットを渡されてクイズに答えたり
動画を見ながら学んだりしていきます
面白いのが結構リアルな設定があって
・寒い12月の午後6時
・駅ビル10階にある映画館で楽しんだ後、
1階まで下りるエレベーターの中で地震
・最大震度7の首都直下地震
なんかもう嫌な予感しかしないよ…
タワー・オブ・テラーが頭をよぎった
そして2人だけでエレベーターに乗せられ…
えー、めちゃめちゃ心細い
この時はまだ余裕のあった息子だが。。
突然轟音が聞こえ地震が来たことがわかり
エレベーターが真っ暗になります
（実際に揺れたりはしませんが）
やっとついた非常電源の心許ない明かり…
もう息子が怖がりすぎて歩けなくなり
早々に抱っこマンになっちゃって、
タブレット持ちながらの腕が死にかけた
エレベーターが開くとバックヤードかな？
薄暗い通路を非常口マークを頼りにして
無事に外に脱出できました。
が…！目の前の光景に唖然
倒壊したビルや火の手が上がる店舗などが
かなりのリアルさで作られていました。
ぶら下がる室外機なんて凶器以外の何物でもない
火の消し忘れから火災になりそうな店舗
緊急地震速報のあのイヤな音や
サイレンの音が聞こえてくるたびに
心のザワザワが止まらない…
瓦礫の下から「助けて！」って声もして
かなりショッキングな光景だったので
息子はもう泣きだす一歩手前で。
そんな中、タブレットの地図を頼りに
指定されたポイントでクイズを解き、
ようやくこの瓦礫のエリアから脱出です
ちょっと…すごい体験でした
でも実際被災したらこれが現実なのよね。
最後に避難所エリアも見て周ります。
この辺りからやっと明るくなったので
息子の抱っこから解放されました
ここもまたリアルな光景が広がってて。
今じゃスマホはライフラインだから
充電切れは死活問題になりますよね。
普段からモバイルバッテリーなどは
持ち歩いてた方が良いなと思いました。
ここでツアーは終了！
最後に得点が出て結果発表です。
今回は80点と、まずまずの成績でした。
ツアー同行者が他にもいれば
息子もここまで怖がらなかったかも？
所要時間は30分くらいでしたが
実際はもっと長く感じられましたね。
それくらいの衝撃体験でした。
それから館内展示を見たり
オペレーション室を見たり
（シン・ゴジラの撮影で使ったらしいですよ）
怖くて帰りたがってた息子だけど
屋上庭園は眺めも良く少しは気分転換に
広い芝生とヘリポートが見えます。
大きな防災公園ってのがよくわかるわ
ボールも貸してもらえるそうなので
芝生で思い切り遊ぶのも良いかも
1階の売店では非常食や防災グッズなど
いろいろ売られていました。
初めて見たのが『災害食用のハイハイン』
賞味期限が5年とすごく長い！
とてもタメになる冊子をもらったけど
そこにも『子供たちの笑顔をつくる』って↓
3歳には刺激が強かったようで
ちょっと可哀想な事しちゃったかも？
だけど今までの防災訓練とは雲泥の差！
私は体験して良かったと思ってます。
その甲斐もあって
地震が来たらテーブルの下に隠れるとか
エレベーターで地震がきたら
全ての階のボタンを押すとか
3歳の息子とこんな話ができてるので
いろいろ脅かしちゃった後ですが…
『備えあれば憂いなし』
ぜひ一度は訪れてみてほしいと思います
こんなに充実した施設なのに
無料なんだから驚きしかない
来週は災害時に活躍する車が大集合
特に自衛隊と米海軍車両も来るみたい
普段なかなか見られないものね！
緊急車両大好き息子なので↓
来週も連れて行ってあげたいな
